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選挙か自己隔離か、難しい問題が4・15―韓国

Global News Asia / 2020年4月15日 0時0分

韓国の国旗

 2020年4月15日、自己隔離者の事前投票は終わった。今日が本番だ。韓国で自己隔離になっている人々だって、投票の権利はある。そして、国家的にも、いまさら選挙日程を変更が可能なわけではないから、投票してもらわなければならないというジレンマがある。

 自己隔離者は、4月14日までに期日前投票をしなければならない。ただし、保健所から隔離通知を受けたのち、15日には無症状の人に限定される。しかし、15日に病状が急変しないかは神のみぞ知るだ。

 午後5時から7時までに外出と帰宅を終えなければならない。出発と到着をするたびに自己隔離アプリやメッセージで、担当公務員に位置情報を報告する義務もある。

 しかしだ。自己隔離者は、投票所まで公共交通機関は使えない。マスクをして、徒歩か自家用車が移動手段だ。さらに、必ず一人の管理者が同行するので、投票のついでに買い物などは、もってのほかだ。

 投票所に着いても、一般有権者がいない時にしか投票できない。別室で待機だ。投票所には、マスクや手袋を着用した専門の担当が配置されている。

 感染が蔓延してから、数カ月ある。新型コロナ終息を甘く見ていた。充分延期する時間はあったのだ。

 自己隔離者の中での有権者の数は公表されていない。つまり把握が難しいということだ。政府は「選挙関連機関と地方自治体は、防疫指針に基づいて有権者と投票管理員の感染を予防するなど、安全に投票が行われるように支援する」としているが、感染経路がいまだに不明な中で、この選挙は必要なものなのか、韓国政府の後手が悩ましい。

【編集 : KO】

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