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バランス感覚気薄な韓国、ベトナム戦争での韓国軍の行いに正々堂々の臨めるのか

Global News Asia / 2020年4月25日 10時30分

韓国の国旗

 2020年4月、ベトナムでも韓国の評判は悪い。45年前までベトナム戦争が行われていた。その際に使われていた枯葉剤の残した副作用は今でも続いている。そういう意味では、まだまだ戦争は終わっていないとも言える。

 ベトナム戦争には、多くの韓国軍も参戦し、民間人虐殺を行った。「ベトナム戦争民間人虐殺真相究明のためのTF」という弁護士団体が、60歳の被害者男性の代わりになって、大韓民国に3000万ウォン(約262万円)の損害賠償請求をソウル中央地裁に起こした。

 この男性が8歳だった1968年2月に、住んでいた村周辺で、韓国軍青龍部隊第1大隊第1中隊所属の兵士たちの打った銃で右わき腹を打たれた。傷は重症で、手術で命を取り留めた。しかし、今なお後遺症に苦しめられている。家族5人も失い、14歳だった兄は大怪我をした。

 韓国政府は「韓国軍の戦闘史料などでは、駐越韓国軍による民間人虐殺に関する内容は確認されていない」と言うスタンスを貫いている。しかし、米国「駐越米軍監察報告」に公式記録としては残っている。ベトナム戦争当時、韓国軍による民間人虐殺は80ヵ所余りで発生し、9000人以上が犠牲になっていると推測される。

 韓国は、日本の被害者だけではなく、ベトナムにおいては、加害者なのだ。

 韓国は時効を訴えるとみられる。しかし、日本に請求するあれこれに時効はない。この矛盾を韓国人は気が付かないのだろうか。

 ベトナムに、よく謝罪し、この先ずっと保証を続ける姿を見せなければならない。自分が出来ないことを日本に請求はできないのだから。ブーメランのように戻っているともいえようか。
【編集 : KL】

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