新型コロナウィルス・罹患者増加に歯止めがかかっている韓国でさえ、終息ではない発言
Global News Asia / 2020年5月8日 10時30分
2020年5月8日、今、世界中が新型コロナに見舞われている。5月5日は子どもの日。これは日本だけでなく、韓国でも同じだそうだ。子どもが無邪気に、なにも考えないで遊びまわれる世界。そんな環境を、昔子どもだった大人は作り出さなければならない。
罹患者が減少傾向にあるからと言って、子どもを自由に外で遊ばせることはできない。また、大人も、衛生マナーをしっかり守って、家の中に持ち込まない、持ち出さないを徹底しなければならない。ついでに言えば、自粛疲れで、子どももストレスがたまっているだろうからと、スーパーに連れ出してもいけないし、公園の遊具で遊ばせてはいけない。親自身が、家庭内でストレスを解消してあげる術を考えなければ、自分の子どもなのだから。
韓国では「ソーシャルディスタンシング(社会的距離の確保)を推進してきた。しかし、2020年5月6日からは、「生活の中の距離確保」に転換するという。一見、コロナに対する人との距離感がゆるんだような気もする。しかし「新型コロナ終息を意味するわけではない」と政府は釘をさしている。連休中にゆるみが出ていたことは否めない。だからといって、防疫の手をゆるめてはいけないのだ。
「国民一人一人と韓国社会がともに自ら防疫に責任を負う防疫主体にする」。6日からの意向はそういう意味がある。
休業されていた施設が段階的に運営を再開し、行事や集まりも防疫指針の遵守を前提に原則的に許される段階を意味する。
「子どもたちも友達に会いたいだろうし、マスクをせずに走り回りたいはずなのに、よく我慢してくれた。子ども達にありがとうを贈りたい」。スーパーで、親が放し飼いにしている子どもがいる日本では、絶対言えない言葉だ。今回コロナにおける子どもたちの我慢の徹底は、韓国に軍配が上がるようだ。
【編集 : TS】
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