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【ミャンマー】飲食店がそろり再開 マスクなど義務づけ ついたて越しデートのカップルも

Global News Asia / 2020年5月26日 7時15分

営業を開始した喫茶店のついたて(ヤンゴン、北角裕樹)

 2020年5月24日、新型コロナウイルスが下火になってきたとされるミャンマーで、雨期を目前にした週末を迎え、飲食店などが徐々に店内営業を始めつつある。ミャンマーでは4月以降、当局の指導でレストランや喫茶店などの飲食店はテイクアウトのみのとされてきたが、5月18日に当局はついたてを設けるなどの対策をすることで店内営業を認めた。最大都市ヤンゴンの街中では徐々に飲食店が営業を開始し、アクリル板やビニールのついたて越しに歓談する客の姿が目立ってきた。

 当局の通達では、客の間に仕切りを設けることのほか、従業員がマスクやフェイスシールド、エプロンなどを着用することを義務付けている。客もせきや発熱などの症状がある場合は飲食店を利用できないほか、高齢者や糖尿病の患者らは利用できない。また、長時間の利用も認められていない。

 ミャンマーでは「ラペイエザイン」と呼ばれる甘い紅茶や軽食を提供する喫茶店が一般的で、庶民の憩いの場として愛されてきた。23日から24日の週末では、開き始めた喫茶店やカフェなどで、歓談する中年男性のグループやカップルの姿が目立った。ヤンゴン中心部のあるカフェでは、カップルとみられる男女が、ビニール製のついたての下のわずかなスペースで手をつなぐなどして、久しぶりの逢瀬を楽しむ姿もあった。

 ミャンマーでは5月24日の時点で約200人の感染が確認されているが、1日当たりの新規感染者数は数人にとどまっている。
【取材/執筆 : 北角裕樹】

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