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セブから東京へ帰国【5】ソウルから成田へ移動 PCR検査

Global News Asia / 2020年6月10日 22時0分

ソウルから、成田に向かう アシアナ航空搭乗ゲートで体温チェック(2020年6月10日朝撮影)

 2020年6月10日、朝9時ソウル発成田行きのアシアナ航空の搭乗口では、再び体温測定が行われ機内に案内された。160人乗りのエアバスA321機材に乗客はわずか43人。エコノミークラス後方席は特に空席が目立った。離陸前に日本入国時の新型コロナウィルスの為の健康申告用紙と税関申告用紙が配られた。機内サービスは通常と同じ。緊迫感はエアアジア・フィリピンに比べると10%ぐらいだった。

 成田空港第一ターミナルには、定刻の11時30分に到着した。最初にトランジット客が降ろされた。次に日本入国者。到着ゲートには検疫所職員が来ており、まず日本国籍者を検査ゲートに案内した。機内で記入した健康申告書を検疫所が委託した会社のスタッフに提出し、滞在場所や滞在期間、健康状態などの状況を質問し書き込んでいた。その後、別の係員が体温測定(耳)を行い、再度、検疫所職員が健康申告用紙の内容を確認し、帰宅手段について質問する。中には、自宅に帰宅しないように指示され、急きょ2週間自己負担で部屋を借りた人も。全ての公共交通機関の利用は禁止されている。

 新型コロナウィルスに感染しているかどうかのPCR検体採取は、鼻の穴に綿棒を深く挿入され少し痛い。

 5人揃ったところで検疫所が委託した警備会社のスタッフが、入国審査ゲート(自動化され入国審査官が介在しないことが多い)に案内。ターンテーブルの荷物を引き取り税関へ向かう。

 そして、4階の待機ルームに案内される。(このエリアは、成田空港の無料WiFiの電波が弱く繋がりにくい)軽食や水のペットボトルが用意されていた。

 PCR感染判定結果で陰性が出てから帰宅する待機者が多かった。レンタカーを借りて帰宅する人の中には、レンタカー会社との契約段階で運転免許が失効していることが分かり、友人に迎えに来てもらう人や、ハイヤーは高額なため、軽トラック運送会社にスーツケースの運搬を依頼し、荷物に同乗して帰宅する人も居た。

 空港出発時には、検疫所が委託した警備会社の女性スタッフ(ネパール籍)が、車に乗り込むまで確認し車両ナンバーを書類に記入していた。検査結果は、夕方には判明し連絡するとの話だったが、20時現在連絡は無い。

 第一ターミナルでは、段ボールベットを見かけなかった。この日は午前成田着の場合、政府の負担でホテルに案内することは無く、原則、公共交通機関以外の方法で自宅に帰ることはOKだった。陽性者と濃厚接触の可能性が高いと検疫所職員が判断した場合は、待機を指示されていた。

([6月12日午後2時25分追記。新型コロナ感染のPCR検査結果は、12日夜、パソコンメールのアドレスを記入した人には、Eメールで通知予定]、[6月11日午前9時40分追記、新型コロナ感染のPCR検査結果、陽性・陰性の10日夕方までの回答は、空港内待機場所に残っている人のみで、自宅に帰宅した人への連絡は翌々日以降になる。LINE登録者にはLINEで連絡することもあると伝えたことは、検疫所が委託した会社スタッフの勘違いだった])
【編集 : Eula Casinillo】

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