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オンラインで苦境を乗り切れ! 新型コロナに負けずに頑張るタイの日系企業

Global News Asia / 2020年6月17日 6時0分

日本からのリサイクル品は品質が高いと評判がいい。MONOCOCOチェンマイ店外観

 2020年6月17日、ついに外出禁止令が解かれたタイ。しかし、まだエンタテイメント施設などの営業は許されず、イベントなども多くの規制を遵守した上で許可されるなど新型コロナ対策では非常に慎重なタイ王国。その中で生き残りをかけて頑張る日系企業の話を聞いた。

 タイでは国内の新規感染者ゼロの日が20日間(6月14日現在)続くなど、新型コロナを取り巻く状況は終息に向かっている。しかし、ほとんどのタイ国民は失業するなど、大きく収入が減ったことで生活は困窮を極めている。その為、団体や個人による食料の無料配布が各地で行われている。また、最近では有志が持ち寄った食料などを無料で持ち帰ることができる、言わばお裾分けのフリーフィードボックスは、タイ各地の街角に設置されている。

 こうした状況の中で今回リモート取材したモノココは、リサイクルショップとして日本の札幌市円山に本拠を置く日系企業。タイでは北方のバラと称され日本人も多く住むチェンマイで日本から輸入した中古品の販売をおこなっている。3月末に発せられた非常事態令では、営業禁止規制の対象外であったものの売上げは半分以下に激減した。その中で、社長の湊源道さんはここまでの約2カ月間は従業員の雇用を守る為に必死だったという。

 「私たちだけではないのですが、今でもタイ人も日本人も仕事があるだけでもマシという状況です。タイにもすぐに飛んで行きたかったのですが、タイへの入国が厳しく制限されましたので、オンラインですべての指示を続けています」

 新型コロナウイルス感染防止にタイで発せられた非常事態令は、夜間外出禁止も含まれ逮捕者も出るなどの厳しい規制がされたが、5月から段階的に規制が解除されると徐々に客足が戻りつつあるという。非常事態令で収入が減っている現地では、リサイクル品への需要も高まっている。その中でつい先日日本から送ったコンテナが着いた日には、多くの客で賑わったそうだ。また、大変な状況にあるタイの人たちの負担を減らすべく、これまでより価格設定を低く抑えたそうだ。

 そのコンテナにはNPO法人飛んでけ! 車いすが行なっている海外の障害者支援のための車いすが無償で混載されており、現地で待ち望んでいた人に届けられた。大変な最中でも社是でもある社会貢献も忘れていない。

 また、本拠地の札幌も全国に先駆けて独自に緊急事態宣言を発せられるなど新型コロナによる影響は計り知れない。モノココでも1カ月ほど休業を余儀なくされた。しかし、営業再開と共に店先にテントを張りソーシャルディスタンスに配慮したドライブスルー買取を実施。買取需要も高まっている中で連日大きな反響を呼んだ。そして、ツイッターやラインといった従来のSNSに加えて、マルチビデオ会議システムを導入。お互いに顔を見ながら買取と販売に取り組んでいることも、評判は上々だという。

 「外出が難しい中でも商品を直接見たい、感染の心配をせずに買い取って欲しい、というお客様が多いので、そうした不安を解消していただければと思っています。話せばわかるではないですが、距離があってもやはり、顔を見ながらですと安心感が全く違うと言ってくださるお客様が多いですね。そして、これからリユースはより一層世界経済の中でも需要が高まってくると予想しています。強いて言えば、日本経済にとっても重要な輸出品になるのではないでしょうか」

 かつて札幌観光大使として、タイをはじめとした外国と札幌の橋渡しに尽力して来た湊氏はすでに、これから迎えるアフターコロナに向けて動き始めている。
【取材・編集 : TS】

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