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ソウル市長の自殺で、深い闇! セクハラ被害者の人権は守られない、SNSで脅迫も

Global News Asia / 2020年7月14日 6時0分

韓国ソウルの警察署

 2020年7月、セクハラが公になることを恥じて、そのプライドのために自殺したとみられるソウル市長の葬儀が「ソウル特別市葬」になるという。特別市葬は、5日間にわたって行われる。そのために葬儀委員の募集や業績をたたえる場の設置、市民弔問所の設置の段取りがもう行われている。しかし、同時に反対の意思を韓国性暴力相談所が声明を出している。また、反対する請願書が20万人分大統領府に届けられた。

 そして、被害を受けた女性に対しては、#付きのSNSで、「告発した被害者と連帯します」「告発は正当なことで、そのすべてはあなたの過ちではない」などと言う書き込みも多くみられる。

 反対に、被害者の女性が追い詰めたから、真偽のほどがわからないまま自殺させてしまった。生かして置いてありのままの犯罪をすべて白状させるべきだったとし、告訴した女性の身元を突き止めようとする動きもみられる。本当には行っていないだろうが「2017年に亡くなった市長と働いていた秘書を探し出す」とか「一晩中ソウル市の議事録まで全部調べた」と、告発した女性を脅かす書き込みもまた多数ある。

 性暴力処罰法上、告訴と同時に被害者保護は始まるが、今のネット社会では、性暴力被害解決のための最小限の装置すら作動しない。

 これは性別の問題ではない。韓国は男尊女卑が激しいため、仕事ができる女性が性被害に合うと、枕営業とかの自分の性を売ってのし上がったくせにと女性が悪者になることが多い。

 韓国女性だって、しょぼい爺に触られたくはあるまい。それ以上の行為をされたら、報復も考えよう。…じゃあ、イケメンの仕事できる男性ならいいという話でもない。

 大規模な葬式をして、セクハラ疑惑をなかったことにする。死人に口なしでもあるし、家族は当然、元市長を守るだろう。だけど、一人の女性にしかセクハラしないとはいえない。勇気をもって他にもセクハラされた女性が告発すれば良いのだが、恨みの国と世界から指摘される韓国では、暗殺されるかもしれないし、どんな報復が行われるが恐ろしいため、被害者の多くは泣き寝入りだ。
【編集 : fa】

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