新型コロナ感染確認者累計10万人に突破で、マニラと隣接する地域で緊急移動制限強化へ

ドゥテルテ・フィリピン大統領(フィリピン国営テレビから)

　2020年8月3日、新型コロナ感染確認者累計10万人突破で、マニラと隣接する地域で緊急移動制限強化を3日深夜から、18日まで再び実行することになった。このところ毎日4,000～5,000人単位で新規の感染確認者が増えている。

　一般市民へは、食料品や生活必需品購入以外の外出を禁止。生活インフラ維持以外の企業には出勤を求めないように要請した。

　対象地域は、マニラとNCR、BULACAN、CAVITE、LAGUNA、RIZAL。

　フィリピンでは6月以降、外出制限を緩和して経済の立て直しに軸足を置いてきたが、7月後半から感染確認者が急激に増えてきたため、都市封鎖・移動制限のステータスをMECQに上げた。

　現在の失業率は推定で30パーセント超えている、収束できない新型コロナウィルスの影響拡大は長引けば長引くほど深刻さを増す。

　中国からのワクチンの提供に一縷の望みをかけている状況だ。
【編集 : Eula Casinillo】