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【ミャンマー】サイカーに政党の旗がはためく ヤンゴンはや選挙ムード 与党が圧倒的多さ

Global News Asia / 2020年9月1日 16時0分

NLDを支援するサイカー運転手(撮影:リンニャントゥン)

 2020年9月1日、ミャンマーの最大都市ヤンゴンで11月の総選挙に向けて、与党の国民民主連盟(NLD)など政党の旗を括り付けたサイカー(三輪自転車タクシー)やタクシーなどが目立ってきた。低所得層の代表ともいえるサイカー運転手は、2015年の前回選挙でもNLDの強力な地盤だった。ほかの政党の旗もちらほらみられるが、圧倒的にNLDが多いのが実情だ。

 NLDの旗をつけたあるサイカー運転手は「この旗は全部自分が稼いだお金で買った」と話し、NLDのロゴついたマスクの奥から笑顔を浮かべた。NLDの旗を括り付けた自転車の持ち主の男性は、「わざわざ買った旗だ。死ぬまで(NLDを率いる)アウンサンスーチー氏を応援続ける」と熱っぽく話した。

 数は少ないものの、NLD以外のグッズもみられる。シュエマン氏率いる連邦改善党(UBP)のロゴ入りの黄色いパラソルをサイカーに立てて、同じ黄色いシャツを着ているサイカー運転手は、「家族がUBPの会員だ。グッズはもらったものだ」とそっけなく取材に答えた。地元メディアによると、各党はサイカーなど街を行きかう交通機関が宣伝になるとみて、党のマーク入りの旗やシャツなどを提供しているという。

 11月8日投票の総選挙ではこのほか、国軍系の連邦団結発展党(USDP)、民主活動家のココジー氏率いる人民党(PP)などが候補者を立てる予定だ。また、地方部で少数民族政党の存在感が増している。
【取材/執筆 : リンニャントゥン】

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