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【ミャンマー】インターネット切断反対の詩人に罰金刑 横断幕に有罪判決

Global News Asia / 2020年9月5日 2時0分

3万チャットの罰金の判決を受けたサウンカ氏(撮影:リンニャントゥン)

 2020年9月4日、ヤンゴンのチャウッタダ郡区裁判所は、詩人で市民活動家のサウンカ氏が西部ラカイン州のインターネット切断に反対する横断幕を掲示したことに対し、平和的集会法違反の罪で3万チャット(約2400円)の罰金刑を言い渡した。

 内戦が続くラカイン州では国軍の敵対勢力への対抗措置として、携帯電話のインターネット回線が使えなくなっており、市民団体などが抗議の声を上げていた。

 事件が起きた2020年6月21日は、ラカイン州でインターネットが切断され1年が経過した日だった。サウンカ氏がヤンゴン中心部のスーレー歩道橋で「戦争犯罪や殺人事件を隠すためにインターネットを切断しているのか」「ラカイン州とチン州のインターネット切断はおかしい」などと書かれている横断幕をぶら下げたことに対し、地元の警察署が平和的集会法違反の罪で立件した。

 判決後サウンカ氏は「法律が間違っている。デモや集会などの48時間前に届け出ることと書いているが、私はすぐやりたくなったから横断幕を取り付けたのだ」と不満げに法律の問題点を指摘した。2020年5月の市民団体のレポートによると、アウンサンスーチー氏政権誕生後の4年間で1000人以上が表現の自由にかかわる罪に問われている。
【取材/執筆 : リンニャントゥン】

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