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【カンボジア】プノンペンで京都発の焼き鳥屋『時代屋』大好評

Global News Asia / 2020年9月10日 11時0分

Jidaiya Yakitori 時代屋はプノンペンの中心街278丁目に位置する焼き鳥屋レストラン

 2020年9月、プノンペンに7年前にオープンした、京都発の「Jidaiya Yakitori」が絶品の日本の味を楽しめるレストランとして大評判だ。京都に7店舗を構える時代屋は「焼き鳥」、「釜飯」をメインとするチェーン店でプノンペンには2013年9月オープンしたお店。グループからの指導社員として、蒲地大輔氏は2013年12月16日プノンペン入りした。

 蒲地氏は言う「当時は日本からの物資が入らず苦労しました。醤油など一般的な物はあったが、
鮮魚や、八丁味噌、もろみなどの、日本料理に必要な材料には選択肢が無く、調達には労力を要しました。その後、2014年ごろからイオンモールがオープンし、日系企業や日本のチェーン店など一気に外資系の企業が増えました。カンボジアとしてはそれが経済のターニングポイントになりました。日系の食料品サプライヤーもその頃から増え出し、日本食レストラン進出の引き金になりました」

 開店当時のカンボジアでは、レストラン人材の資質が低く、指導教育には苦労が大きかったそうだ。文化の違いもあるため、日本の様に厳しく指導するとついて来ない、優しくすると仕事に身が入らないなど。その解決方法は未だ模索中との事。

 しかし明るい性格のカンボジア人はいつも笑顔で客を迎え入れてくれる。焼き鳥が売りの時代屋では「自家製つくね」や「希少部位」の美味しさは本物。平飼いの地鶏を使っているので、食感の良い鳥の醍醐味を満喫できる。

 また日本のお店にはない「お好み焼き」、「たこ焼き」を始め、巻き寿司、カレーなど多彩なメニュー構成。カレーも辛さが3種類あり、唐辛子ベースの激辛は火を拭く様な辛さになっている。自家製餃子はにくにくしく、しっかり詰まった餡は絶品。

 時代屋グループではカンボジアエリアで3カ店運営していたこともあったが、今はこの一軒だけだ。専門分野での経験を活かしたメニューはプノンペンで不動のものとなっている。これからは、クオリティを上げ、濃縮されたノウハウでもう一軒を作り上げるのが、蒲地さんの夢だ。
【編集 : shin】

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