日本発・世界へ！ コロナと戦う、ゆるキャラ「コロノン(コロNOン)」誕生

東京・池袋で2020年9月20日撮影

　2020年9月21日、新型コロナウィルスの感染拡大で、世界では約96万人の死亡者が出ている。医療水準の高い日本では死亡するケースは少ないが、欧米やインドなどでも多くの犠牲者が出ている。

　日本独自の文化「ゆるキャラ」を活用した新型コロナ啓発活動が今月始まった。キャンペーン母体はイベント関連会社。池袋サンシャイン通りでマスクを配布した。

　コロノン(コロNOン)は「日本が1つになる為に大切な人を守る為に、ソーシャルディスタンスを守りながら1人でも多くの方にマスクを届けに行きます」と抱負を述べた。日本の感染が収束した後は、世界へ向けても啓発活動を広げていきたいという。既に、ペルーなどからも引き合いが来ているそうだ。

　地球全体の新型コロナ感染拡大を食い止めるには、発展途上国にも新型コロナワクチンを行き渡らせる事が重要で、シンガポールとスイスが主導して作ったCOVAXファシリティがある。趣旨に賛同して、日本・オーストラリア・カナダ・アイスランド・イスラエル・サウジアラビア・ニュージーランド・ノルウェー・カタール・アラブ首長国連邦・英国・EU・韓国などが参加している。しかし、ロシアや中国は自国の外交カードとしての利用を優先している現状だ。

　新型コロナワクチンは、従来のワクチン開発のスキームよりもスピードが求められるため、ワクチンの安全性については疑問が残るとされているが、ロシアや中国は量産体制に移行し大規模な治験が行われている。
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