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哀しい日本人! 韓国への憎悪から実刑判決ー韓国からのスケープゴートになる恐れも

Global News Asia / 2020年12月3日 19時30分

韓国のイメージ

 2020年1月、川崎市の多文化交流施設に一枚のハガキが届いた。「韓国人を抹殺しよう」という内容だった。

 これを出したのは、70歳の男性だ。2019年12月にも「在日朝鮮・韓国人をこの世から抹殺しよう。生き残っていたら残酷に殺そう」というハガキを出している。

 表現は、日本と韓国の関係が悪化の一途をたどっていても、人間としていかがなものかは、間違いない。さらに「ふれあい館を爆破する」など、施設を脅迫している。

 実際に逮捕され、今回、裁判によって、「威力業務妨害罪」で懲役1年を言い渡されている。

 ネットの世界を一度開けば、嫌韓だろう特定の書き込みは数限りなくある。書き込んだ人々は、言論の自由だと声をあげる。しかし、本名も住所も晒すことはない。

 今回懲役刑になった男性は、律義にハガキに、住所氏名をにおわすものを書いたために、逮捕されたと考えられる。しかし、懲役は、「抹殺」に対してなのか、「爆破」に対してなのかは、明確にはなってはいない。

 この男性は、元々は川崎市の職員だった。在職当時に在日韓国人の部下を非常に嫌って、嫌がらせもしている。それも今回表ざたになったわけだが、退職して長い時間が経っているのに、反省の念に至ることもなく、嫌韓の思いを増幅させていったようだ。

 弁護士は、「罪を認め、反省している」と執行猶予を求めた。しかし、実刑。仮にこの男性が懲役ならば、ネットの書き込みをしている日本人は、すべて懲役に値すると考えられる。

 どうしても好きになれない人は必ずいる。人間だからひどい言葉も言う。愚かな人間だから、嫌がらせ行為に出る場合もある。この男性が、日本が韓国に示す、スケープゴートでないことを祈る。

【編集 : fa】

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