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【ミャンマー】過激派仏教僧の支援者が抗議 国家侮辱罪のオンライン裁判で

Global News Asia / 2021年1月17日 6時0分

裁判所前で抗議する僧侶(撮影:リンニャントゥン)

 2020年1月12日、国家侮辱罪で逮捕・起訴されている仏教過激派の指導者ウィラトゥ仏教僧の公判が、ミャンマー・ヤンゴンの西部地方裁判所によって、オンラインで開かれた。これに抗議する支援者ら約40人が同裁判所に集まり、裁判の方法について抗議活動を展開した。

 アウンサンスーチー国家顧問らを侮辱したとして起訴されているウィラトゥ仏教僧の公判は同日、新型コロナウイルス対策のため、被告が物理的に出廷する法廷では行われずオンラインで開催された。これについて支援者は、傍聴ができないことから審理が不透明だと抗議。裁判所の前で「ウィラトゥを支持する」「ウィラトゥが好きだ」などのプレカードを掲げた。

 ウィラトゥ仏教僧は2019年5月、ヤンゴンのマハーバンドーラ公園で行ったスピーチで、スーチー国家顧問ら政府幹部に侮辱的な言葉を使ったとして刑法の国家侮辱罪に問われている。有罪の場合の最高刑は無期懲役。捜査に対して身を隠していたが、11月の総選挙の約1週間前になり突如警察に出頭した。

 ウィラトゥ仏教僧は、反イスラム運動の指導者として知られ、欧米メディアなどから「ビルマのビンラディン」などと呼ばれている。
【取材/執筆 : リンニャントゥン】

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