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新型コロナ感染を恐れ、中国に一時帰国したコック「連日PCR検査」で厳重ホテル隔離! 肛門検査も

Global News Asia / 2021年1月29日 9時30分

ホテルの客室、シーツ交換するスタッフ(Linyiの隔離ホテル)

 2021年1月29日、中国では徹底したPCR検査が行われている。PCR検査の検体は肛門からも採取されている。

 1月12日、新型コロナ感染者が急増している事で不安を感じた中国人コック張さんは、成田発・西安行きの中国東方航空機に搭乗し一時帰国した。コロナ感染防止のため機内食は提供されず空腹のまま西安空港に到着。検温とPCR検査が行われた。PCR検査は、鼻、喉、採血が行われ、検査結果が出るまで空港で約4時間待機となった。

 陰性が確認された張さんは、専用バスで隔離ホテルに向かった。ホテル到着後、アルコール噴霧器で、全身と手荷物を消毒された。

 2週間の隔離期間のホテル滞在費や検査費用の自己負担分は7,100人民元(約115,000円)。

 滞在中は、毎日2回の検温とPCR検査が行われた。14日間で、鼻6回・喉6回・肛門6回・採血は2回。食事は、3食とも暖かい弁当が届けられた。

 2週間の隔離期間を終えた張さんは、1月26日、ホテルを専用バスで出発し西安空港国内線ターミナルに向かった。家族の待つ故郷に帰るためだ。西安発・済南行きの山東航空機に乗り込んだ。

 済南空港から専用車で5時間走り、故郷Linyiの隔離ホテルに着いた。ここでの隔離期間は1週間。専用車の移動費・ホテル滞在費や検査費用は全額政府が負担してくれるため、自己負担は無い。毎日2回の検温とPCR検査は7日間で、鼻3回・喉3回・肛門3回・採血は1回の予定。隔離疲れが増す。順調にいけば2月2日家族と再会できる予定だ。

 さらに2月2日からは、2週間の自宅隔離が義務化されている。近くのクリニックでの診察も指示されている。

 中国で自由に外出できるまでには、5週間も必要だ。繰り返し行われるPCR検査の徹底。新型コロナ感染防止の本気度は高い。
【編集 : LM】

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