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犯罪性のない「性的趣向も輸入基準になる、韓国」ー裁判所が正しい判決!

Global News Asia / 2021年2月8日 5時0分

韓国のイメージ

 2021年2月、人間には、人の数だけ性的趣向がある。一般的、ノーマルなものとか大雑把に括られてしまうことがあるかもしれない。その大勢の人には異常に思われたとしても、本人からすれば、それが正しいと思うならば、そしてそれに犯罪性がないならば、他人がどうこう言う問題ではない。

 成人用人形(ラブドール・ダッチワイフ・南極2号などと呼ばれている女性の裸体を模した人形)が、韓国金浦空港税関長によって、関税法234条1号に規定された「風俗を乱す製品」として、輸入通関を保留された。

 初めての輸入ではあるまい。かなり精巧にできていたとしても、それが売れに売れるとは、税関も判断はできない。税関職員とて、初めて、その類を見てしまって、あわてて税関長に訴えたわけでもあるまい。

 この人形を中国から輸入しようとした会社は、すかさず審査請求をした。しかし受取拒絶された。それで、裁判所に訴え出たわけだ。販売できなければ、儲けもでないからだ。会社的には、あくまでも商品にすぎないのだ。

 ソウル行政裁判所は、原告勝訴の判決を下した。当然と言えば当然の判決だ。

 ステイホームの期間、人間同士の触れ合いが「怖くて」出来ない人もいるだろう。あるいは、「人形しか」絶対ダメな人もまたいるだろう。正直、自分の性を売りものにしている方々は、新型コロナによって商売あがったり状態だろう。しかし、人形は一度買って衛生状態さえ完璧ならば、初期投資だけでお金はかからない。コロナ禍において、密かなヒット商品なのかもしれない。

 「人形そのものの姿は低俗であり、卑猥でもあり、乱れた雰囲気を持っている。これも人によって感じ方は違う。しかし、これを超えても人の尊厳性や価値観を深刻に毀損、歪曲していると評価するほど、露骨な性的部位や行為を人形そのものが表現または描写しているとは判断できない」。裁判所の言葉。『韓国』にしては重い。
【編集 : fa】

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