韓国以外に、従軍慰安婦はいなかったのか
Global News Asia / 2021年2月16日 5時30分
2021年2月、世界からその特異性を度々指摘される韓国。インドとの関係も悪化している。
さて、女性を、性欲のはけ口に使ったことは、第二次世界大戦の中で最も卑劣な行動の一つだ。
従軍慰安婦というと、どうしても「韓国」がクローズアップされてしまうが、他の国にはいなかったのかというと、存在した。しかし、多くの元慰安婦たちが、今高齢になって、忘れ去りたい過去の仕打ちと今も闘いながら、穏やかに暮らそうとしている。
1995年、日本政府は慰安婦たちへの道義的責任を認めた。その「償い」の気持ちを表すために、国の補助金と国民からの募金によって「アジア女性基金」(2007年3月で解散)を設立した。各国、各地域の元慰安婦のための事業を行うためだ。
1997年から、フィリピン、台湾、韓国の元慰安婦に、一人当たり200万円の「償い金」を支給することを始めた。
インドネシアとオランダにおいては、両国政府及び関係者との相談の上、拠出金を元慰安婦たちのための事業に使うことになった。個人に償うか、全体的に償うかは、国民性の違いだ。
オランダで当時存命していた元慰安婦は79名。もっといたが、日本からの支援を受け取りたくないと断られた。生活の改善と向上に関する事業が行われた。
フィリピンでは、200万円という金額はかなりの金額になる(そのほかに、一人当たり120万円相当の財制サービスもなされた)。この時、当時の小泉純一郎総理から手紙が添えられていた。フィリピンの元慰安婦たちは、お金だけの問題ではなく、気持ちまで受け取ったと、感謝していると、少なからず語っている。
韓国においては、ご存知の通りだ。素直に受け取った元慰安婦たちは激しく非難され、プライバシーまで犯された。いわゆる支援団体の関係者が、勝手に今も動いていると言うことになっている。
どこにいる元慰安婦たちも、76年前に我が身に降りかかった不幸を忘れることはない。けれど、どこかで線を引かないと自分の人生を生きられず、恨みばかりが募っていく。名もなき女性たちを、日本の名もなき兵士たちが踏みにじったことをお金で解決するのは間違っている。でも過去には戻れない。
いずれ、すべての国の元慰安婦に寿命が来て、その悲惨な過去は歴史で語られる物語に代わっていく。
どこかの国だけが、何百年も恨を持ち続けていくのだろう。それは、生きる上でしんどくはないだろうか。戦争の現実を知らない今を生きる人間たちには、身体的被害はないというのに。
【編集 : fa】
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