100年前の通信簿を調べて、民族差別を探す…。被害妄想著しい韓国

韓国のイメージ

　2021年2月、韓国が、日本に支配されていた時代=日帝時代に遡るとなると、100年前になる。すべての朝鮮人が迫害されていたかというと、やはり優秀な人物に関しては、平等に進学できた。いまでいう高校、当時「中等学校」と呼ばれていた(それの呼称に関しては、日本も同じだ)。

　江景商業高等学校(現校名)は、1920年に韓国で7番目に創設された商業学校だ。創立から、終戦によって解放されるまでの25年間に、この学校で起こったすべてのことに関して、民族差別があったとして、調査が行われている。

　中学校は、最低限度の試験を経て、選抜された一定水準の韓国人と日本人の生徒を同じ教育施設で同じカリキュラムで指導し、教育を施している。
　
　この学校を卒業した韓国人と日本人の生徒は、25年間で977人。中退者は512人。合計1489人の通信簿をデータ化して、差別を分析している。

　入試の倍率は、韓国人が4.3倍～15.3倍なのに、日本人は、1倍～2.6倍。これを差別というのだ。韓国人が多く志願しても選ばれなかったと。1925年度は、日本人が40人志願し29人が合格したのに対して、韓国人は120人が志願して21人の合格。人口比でみても1割に満たない日本人を29人も合格させたのは、9割の韓国人に対しての冒涜だと、当時も抗議があった。

　校則に違反した者に対する懲罰は、韓国人481人中118件、日本人300人中39人。韓国人により厳しかったと判断している。

　入試に関しては、学力がメインであり、人口比で入学させるものではない。また懲罰に関しても、当時在籍していた者にしかわからない学校内での素行もあるだろう。それを95年経った現代に、韓国人だから懲罰対象になったと言うのも、被害妄想甚だしい。

　学業評価や学事懲戒・中退、就職や就職後を見ても、すべて日本人が優遇されているとされる。それは、日本人教師が積極的な差別をしなくても、傍観という卑劣なことをしていたとも指摘する。妄想は誰でもできる。教師を日本人、韓国人と分けることすら、学びの場では逆差別ではないのか。

　100年(～75年)前の通信簿を調べて、差別的だというデータが実証されたとして、それを償うために、また日本に国家賠償を求めるのだろうか。

　解放後のその学校の状況も併せて調査していくべきだ。仮に、韓国人だけの学校になって、懲罰率は減ったのか。韓国人枠で全員合格になったのか。

通信簿とは、そういう差別を調べるには、最も適さない書類である。

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