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『タイ行けなくても、行きたい! 』龍谷大学がオンライン・スタディツアーを実施

Global News Asia / 2021年3月17日 6時0分

実際のスタディーツアーで訪れる現地(パンガー県スリン島)

 2021年3月15日、龍谷大学ボランティア・NPO活動センターが学生向けにオンライン・スタディーツアーを実施。タイとオンラインで繋ぎ、参加した学生たちは、現地の様子や実際に行われている活動などのレクチャーを受けた。

 龍谷大学は、ボランティア・NPO活動センターを通じて体験学習プログラムとして2011年度より毎年、国内外のボランティア活動やスタディーツアーを紹介してきた。しかし、昨年来の新型コロナの影響で現地に行くことができない今、学生たちに海外とオンラインで繋いで、生の話しを聞く機会を提供。9日にフィリピン。15日にタイの現地を繋いで実施した。

 今回は25人の学生が参加した。中部サラブリー県とこれまで実際のスタディーツアーで訪問して来たパンガー県とを繋ぎ、現地の現状や新型コロナ対策やサスティナブルに主眼を置き、地域住民と共に活動している様子などの話しを聞いた。

 参加した学生の中には「実際のスタディーツアーには費用的な面で参加できないと諦めていたが、今回のオンラインでは、その面で気楽に参加できてよかった」という声もあった。

 ボランティアセンターが主催とはいえ、参加した学生たちは経営学部や農学部などと様々。それぞれの視点から興味深く話しを聞いていたようだ。

 当日進行役を務めたボランティア・NPO活動センターの上手礼子さんは「今回の企画は、全く初めてのことで不安でしたが、現地の方々などの協力で大きなトラブルもなく終了できてよかった。今の学生たちにとって非常にいい機会になったと思う」と語った。

 また、タイへのスタディーツアーを主催していて、当日も開催の協力をしたツナミクラフト代表の東山高志さんは「学生たちがこの機会により自身の興味を深めて行ってくれるために、貴重な機会。これからも積極的にやってもいいのではないか。それと、ベトナムからの留学生が参加していたのは、興味深いことでした。日本を経由して他の国や地域との繋がりを経るというアジアにおける今後の日本の立ち位置をも示しているようだった」と感想を述べた。

 参加した学生たちは「現地の生の声と映像を見て、実際に行きたくなりまりました。新型コロナに対しても、様々な努力をしていることがわかり、どこの国も大変なんだと共通意識が持てた。収束したら、ぜひ行ってみたいです」と語っていた。
【取材 : そむちゃい吉田】

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