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【ラオス】料理の鉄人でシェフ森本と対決した フレンチの巨匠の店を発見!

Global News Asia / 2021年3月29日 6時0分

thadeua st からsuan mon market方向へ左折後、道なりに3分ほどで右手に見える

 2021年3月、ラオス市内から少し南に位置する大使館の立ち並ぶエリアは、外交官、書記官など外国人が増え、それに伴いイタリアン、フレンチなどのユーロピアンなレストランが増えている。中でもスワンレストランオーナーのタイソン氏はあの料理の鉄人にも挑んだ手腕の持ち主だ。

 彼は1988年に14歳で渡米。ニューヨークに住み出したが当時はアルバイトを見つけるのが難しい中、友人の紹介で皿洗いやアイスクリームをよそるなど、雑用係として当時フレンチの巨匠 jean jacques rachouの元で働き出した。そのレストランは5番街トランプタワーから西に入り、セントラルパークの丁度南側の60W55st に位置するLa Côte Basque で1950年から2004年の3月まで45年もの間マンハッタンのフレンチを代表する存在にあった。

 そのキッチンはまるで毎日が戦争の様で、その壮絶なレストランの裏舞台や都会の葛藤を目の当たりにし、今の彼の料理へのパッションが育まれる。その後、フレンチは元より日本食、中華などで腕を磨き、アメリカ各地で3つ星レストランを創りあげてきた。

 アイアンシェフ アメリカでも日本食のシェフ森本と対決するまでに至った。

 その後、シェフとして頂点を極め、ラオスへの一時帰国を重ねる度に都会で揉まれた痛傷を癒やしながら、ラオス帰国を決意し、何か母国への恩返しをしたく、4年前に帰郷、レストランスワンをオープン、今に至る。

 このレストランスワンはラオスにいながら最高級のNYフレンチをリーズナブルに味わえる。

 昼のランチセットでのオススメは、大きなゴロゴロ海鮮入りチャーハン(北海道帆立や鮭、エビが沢山)、フレンチ風の海鮮丼、ミートボールリングィーネ、 ポークソテーも柔らかく、ソースが絡んで素晴らしいハーモニーを楽しめる。

 シェフタイソンの料理はサラダは冷たくシャキッとし、スープは熱々と料理の食感、タイミングにも絶妙さを感じる。夜のメニューも多才な幅のあるメニューで、A5の和牛ステーキは元より、
トリュフを使ったソース、インターナショナルなクスクスや、スペインのパエリアなども北海道産の帆立を使うなど素材にもこだわり、ラオスでは考えられないバリエーションだ。

 また環境の良い静かなレストランは庭園の中でくつろげる上、裏手には錦鯉が7百匹もいる池もある。

 ニューヨークのセントラルパークのtavern on the green を思わせる。ゆったりとまた優雅な時間を過ごせるのもシェフタイソンのトータルコーディネートである。

 この街 ビエンチャンでは非日常を味わうには絶好の場所かも知れない。

【編集 : SN】

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