コロナ禍のアセアンの子ども達に向けた発送準備に「タレント安藤恵理さん」が初参加して感嘆
Global News Asia / 2021年3月28日 17時0分
2021年3月27日、コロナ禍で困窮するタイやフィリピンの子供たちへ向けた発送準備作業が、埼玉県のNPO法人SB.HEART STATIONで行われ、多くの児童や学生ボランティアが参加した。その中にタイでの活動経験があるアーティストやアセアンへの進出を計画中のタレントも参加した。
認定特定非営利活動法人SB.HEART STATION(埼玉県さいたま市岩槻区)は、これまで履かなくなった靴や学用品、スポーツ用具などをフィリピン、ミャンマーやタイの子ども達へ送り続けている。本サイトでも一昨年タイで行われた贈呈式を取材している。
現在は、支援先のアセアン各国でも新型コロナの影響で、両親が失業して生活に困窮する児童が増加。政府からの支援は少額のため、食費や家賃などですぐに消えてしまい、必要な学用品が買えない家庭も増えている。
団体では昨年、新型コロナの影響で長い期間を活動自粛をしていた。その間にも埼玉県内外から送られて来た支援の靴や学用品、スポーツ用具などを仕分けするだけでも、かなり時間のかかる作業のため以前は月に一度のペースで行って来た。そのような状況で満を持して行われた作業には、タレントの安藤恵理さんが初参加したほか、地元の学生たちや今回で6回目の参加でタイでも演奏したことがあるバンド、バス★ロビの二人も一緒に作業に加わった。
初めて参加した安藤恵理さんは、タイでの活動を計画していたがコロナ禍で延期になり、もっとタイについて知りたいと思っていたところへ知人が取材をするからと誘われたという。「今回参加して、SB.Heart Stationのボランティアに参加されている方達はとてもいい人達ばかりで、こうして恵まれない国の方達にそれぞれの使わなくなったお洋服のご提供や、募金活動などをされている姿を見て、とても感銘を受けました。一人一人が協力し合い、それが大きな力となり、誰かの役に立つことが出来る。それはとても素晴らしい事だと思います。
まだまだ貧しい思いをしている人たちが世の中には沢山いて、自分が今問題なく暮らせている事を当たり前だと思わず、感謝する事の大事さ、当たり前を当たり前だと思わない、そして感謝することを忘れない。今回この活動を通して、大切なことに気がつくことができました。都合がつけば、ぜひまた参加したいです。そして、コロナが収束したらできるだけ早く現地に行こうと思います」と語った。
また、団体理事の宮口さんは、次のように話した。「新型コロナのために長い間、作業ができずにいたので今年の活動はどうなることかと気を揉んでいましたが、今回たくさんの方々に手伝っていただいて無事に作業することができて、ひと安心しています。安藤さんやバス★ロビのように、支援先にも関心がある方が参加してくれると、モチベーションが高くて、いつも私たちも元気をもらっています。6月にはタイへ届けたいと思っているのですが、まだ送るための費用が足りません。そのため、今クラウドファンディングでご協力を呼びかけています。4月26日の期限までに目標額をなんとか達成して欲しいと、最後のご協力を呼びかけているところです」
【取材 : TS】
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