【ベトナム】新型コロナ渦で頑張る日本人の手作り納豆が現地誌で話題に
Global News Asia / 2021年5月2日 6時0分
2021年5月2日、ベトナムのファミリーマートで販売されている手作り納豆が現地情報誌に取り上げられるなど話題になっている。その納豆を製造販売しているホーチンミン在住の江田さんに話を聞いた。
ベトナムは他国に比べて、新型コロナの感染者を押さえ込むことに成功していたが、ここに来て4月7日に日本から帰国したベトナム人実習生が、ダナンで14日間集中隔離後、Ha Nam(ハノイ近郊)で自宅自粛期間中に発熱、咳などの症状を訴え、家族を検査したところ、全員が陽性反応が出るなどしたため、カラオケ、ディスコ、バーなどが強制閉鎖。今後、罹患者が増える様なら再度ロックダウンになりそうだ。
山口県出身の江田要(かなめ)さん(62才)が1994年2月にベトナムに移り住んでから27年。現在は、食品製造関連の会社で顧問を務めている。その傍らで、ベトナム産大豆を使った手作り納豆を販売している。その事が現地情報誌にも取り上げられるなど注目されている。
ベトナムに住む日本人の中でも、最古参の江田さんが納豆作りを開始したのは、住み始めてから4年ほどしてから。しかし、完成までは平坦な道ではなかった。日本と比べて高い気温と湿度のため、1日で腐らせてしまったこともあった。また、原料の大豆は、路上でムシロで乾燥させるためにゴミなどが混入しているために、水に漬ける前にしっかりと選別と洗浄をするなど日本では不要な作業を要している。
一人息子が台湾留学を得て医師免許を取得して独り立ちしたこともあるので、これからもお客様の求めがある限り、コツコツと納豆を作っていきたいと話す江田さん。ベトナムでも日本食は人気で、納豆も健康食品として知られている。そのため、在住日本人だけでなく、ベトナム人にも好評だ。
【取材・編集 : そむちゃい吉田】
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