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中国製ワクチンを拒絶するASEAN唯一の国、ベトナム

Global News Asia / 2021年5月26日 10時0分

ベトナムの新首相、ファム・ミン・チン氏

 2021年5月、ベトナムは、ASEANで唯一、中国製新型コロナワクチンを拒絶している国だ。中国に取り込まれないようにとの強いプライドと信念がある。海外製ワクチンについては、アストラゼネカ、スプートニクV、モデルナ、ファイザーが調達リストに入っている。

 国産ワクチンの開発は、組換えタンパク質ワクチンの「ナノコバックス(NANOCOVAX)」があり、既に第三層試験が15,000人規模で、ベトナム、インド、バングラデシュで始まっている。2022年には量産化に入れる見込みだ。

 南シナ海で、中国は一方的にベトナムへの攻撃を繰り返し、多くの漁船が壊され漁民が殺された。また、一時期、中国製バイクが市中に溢れたが不良品が多くアフターサービスも酷かった。中国製は、安かろう悪かろうとの認識が強く残っている。ベトナム人の中国への反感は根深い。

 4月5日、ベトナムの新首相に就任したファム・ミン・チン氏は「大国からの脅威については、日本などとの連携を強化して跳ね返したい」と発言していた。
【編集 : ka】

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