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命がけの日本オタクが、韓国にいた

Global News Asia / 2021年7月5日 6時0分

和食

 2021年7月、韓国には、少なくとも勇気ある「日本オタク」が45人いると判明した。その45人が「知って見れば違ってみえる日本文化(知識の翼)」なる邦題の本を出版した。45人のうち、韓国人が35人。日本人が10人参加しているのは、考証をするために必要な人数だろう。

 この本は5月に発売された。そして韓国のオンライン書店(韓国には、Amazonがないので、ここが通販の書店としては最大手なのだろう)の歴史分野でベスト9位。町の大手書店では6月の「手に入れたい新刊」にも選ばれた。三度目の増刷中だ。

 日本の地方紙2紙でも、一面で、この本を記事にしている。一面に載るのは、なかなか難しい。だから、韓国放送大学の教授までが、うれしい気持ちより心配になっていると吐露している。

 親米であり親中の韓国では、「親日」=「売国奴」なのだから。教授も45人の命の安全を願っていると見える。

 日本オタク自身は、きっと日本が大好きだから上梓したはずだ。どんな誹りも受けようと書いたはずだ。しかし、読む手次第で、内容は歪曲される。微妙な日韓関係の現在において。

 日本のメディアは、歪曲せず、まっすぐな見方として「「嫌韓」「反日」がはびこっている中でも、お互いを理解する「まじめさ」がある」と注目している。日本人、意外と、意地悪ではない。歪曲などはしない。

 韓国の若者は、実は、慰安婦や徴用工問題には辟易している。植民地だった過去すらどうでもいいのだ。そして、日本の若者もまた「BTSや韓国の化粧品や美容法」として強い興味を抱いている。いくつになったら、反日が始まって、補償金が魅力的になるのか。次作のテーマにしてもらいたいものだ。
【編集 : fa】

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