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育ちが出る。お里が知れる。それは事実ー残念な中国オリンピック選手

Global News Asia / 2021年8月4日 6時0分

オリンピックのイメージ

 2021年8月、一時期、お笑い芸人のコウメ太夫師匠が、歌って踊り最後の決め台詞が「チックショー」で一世を風靡したことがあった。これは完成した話芸だった。

 ところで、「くっそう~」。なんとなくイントネーションは延ばし気味だが、筆者も、なにかうまくいかない時に言ってしまう。例えば、瓶の蓋が開かない時~言っても開かない物は開かないが。祖父母も両親からもそんな言葉は聞いたことがない。故に、筆者自身が作り出した「お里」とも言える。

 さて。バトミントン女子ダブルスに出ていた中国人ペアが、「ファックユー」という意味の中国語を言ったらしい。当人は「発音が悪かった」と弁解しているので、中国には、似たような悔しい時の言葉があるのだろう。でも、浴びせた相手が、韓国人ペアだった。

 「ファックユー」とは、一般的に「糞野郎」とかに翻訳されることが多い。あえてカタカナで書いているのは、刺激を少なくするためである。そして、読者の皆さんに、辞書をひいて、もっと深い意味を知っていただきたいからでもある。

 本来あってはならない言葉だと言うことが、よくわかるであろう。「糞野郎」という意味で終わるような言葉ではないこともわかるであろう。さらに、漢字圏の中国人が、漢字で書いたら、もう具体的なものになる。中国語でどんな発音であるのか。似たようなものがあると弁明するなら、誤解だと言い訳するならば、その漢字を書いて見せるのが、誠意と言うスポーツマンシップではないだろうか。

 ゲームを落としそうになって、熱くなって、苛ついて、感情が爆発してしまったと、中国人選手は語る。その言葉を発することで、自分を励まそうとしていたとも…女性ならば口にするのもおぞましい意味の言葉を? 。この言葉を言ったおかげで、中国人ペアは、韓国人ペアに勝った。

 IOCは、試合中の言葉遣いについての規定基準は設けてはいない。しかし、世界バトミントン協会は、汚い言葉は言ってはならないとしている。国によって、汚い言葉の基準はまちまちだろうが、人間として言ってはいけない言葉は存在する。もちろん、それを意味する指使いも含めて。

 汚い言葉を発することで、肉体的パフォーマンスは、最大で8%向上し、痛みへの耐性も高まるという研究発表もなされてはいる。しかし、だ。

 選手たちの母国では、このお里が知れる発言に対して、ほぼ問題視されていないそうだ。さすが、お里だ。
【編集 : fa】

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