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【タイ】終戦の混乱で散った日本兵とタイ女性の悲恋、国境の村で育まれた日タイの友愛

Global News Asia / 2021年8月15日 6時0分

 戦後タイ王国政府は、日本人の定住権に関する新たな法律を制定した。その在留資格は以下のとおり。
 1、第二次世界大戦、昭和14年9月1日以前からタイ国に来ていた日本人。
 2、医者、技術者。
 3、タイ人と結婚している人。

 フクダは、3に該当していることから、本来はこのような目に遭わずともよかったはずなのだが、新しい法律が地方にまで徹底されていなかったためなのか。それでも役人や警察が分からぬはずがなかったはずだと文章には、チューチャイ氏の悔しさが滲んでいる。

 著書「第二次世界大戦でのクンユアムの人々の日本の兵隊さんの思い出」には、他にもチューチャイ氏が聞き集めた当時の様子が書かれている。戦時中、村人や兵士達との交流や白骨街道から生きる屍のようになって帰ってきた日本兵達を村人らが甲斐甲斐しく世話をした話など、もっと多くの日本の人たちに知って欲しいとチューチャイ氏も願っていた。

 また、チューチャイ氏はこうした功績が認められて平成19年に旭日双光章を受章。その前年には、来タイされた平成天皇(現上皇陛下)と対面され、大きな関心を持って著書を読まれていること、そして氏の活動に対して直接感謝の言葉を述べられている。
【編集 : そむちゃい吉田】


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