【フィリピン】インフレ率は4.9％に上昇、2019年1月以来の高水準

フィリピン

　2021年9月7日、フィリピン統計局(PSA)は、石油価格の上昇により食料と電力の価格が急騰したため、8月のインフレ率は4.9％上昇し、食料と電力の価格がそれぞれ高騰したと報告した。

　これは2021年7月の4.0％を上回り、2020年8月の2.4％の2倍以上になった。

　野菜や魚の価格上昇が顕著で、液化石油ガス(LPG)の価格上昇に伴う、発電・送電料金の増加による電力料金の上昇も響いた。

　新型コロナで感染拡大の影響から、仕事を失った人も多く、政府からの生活支援金も限定的なため、貧困層の生活の厳しさが増している。
【編集 : Eula Casinillo】