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【タイ】憧れの田舎暮らしで、悠々自適な「スローライフ」にも向き不向きーそむちゃい吉田氏(後編)

Global News Asia / 2021年9月22日 12時0分

昔ながらの高床式家屋は、ほとんど残っていない(そむちゃい吉田撮影)

 2021年9月22日、本サイト創設時から寄稿しているタイ在住22年になるライター、そむちゃい吉田氏が昨年からバンコクを離れて地方で暮らしている。タイの田舎暮らしについてリモートインタビューで聞いてみた。【(前編)の続き】

編集部(編)「その村に外国人は一人だけ?」

そむちゃい(そ)「いや、どこの国かわかりませんが、欧米人が3人いるようです。少し離れたところにいるので、会ったこともないんですが。彼らの家は、すごく綺麗でお金かかってるなぁとわかるくらいなんですが、こっちは20年経って小さな家をやっと建てただけ。それも妻が宝くじに当たったから建てることが出来たようなものなので、日本人なのにどんだけ金持ってないんだ? と思われてるんでしょうね、きっと。」爆笑

編「昨年までバンコクに住んでいて、20年ちょっとですか? 憧れの田舎暮らしだったわけですが、お勧めするとしたらどんな点ですか?」

そ「そうですね。まず、都会の喧騒はありませんので、その辺のストレスはなくなりましたね。ただ、ご近所付き合いは、時々わずらわしく思うこともあります。でも、気にしなければ問題ない程度ですし、幸いその辺は妻に任せることができますし。逆に口出ししたりしない方がいいみたいで、タイ人のやり方に委ねて任せることが肝要なんだと思います。そうした長所、短所を見越していれば、ほぼ快適に思えてくるわけです。」

編「そむちゃいさんは、タイ語の読み書きも堪能ゆえに村人とのやりとりにも全く不自由はないですよね?」

そ「そうですね。でも、時々甥っ子姪っ子達から宿題教えてと言われて何かと思ってみてみると、タイ語(国語)の問題だったりして、逆に外国人だと思われてない気もしてます。(笑)タイで暮らす場合、特に言葉が通じないことが多いですし、この村みたいなところだとタイ語も外国なまりでは通じません。タイ語ができない人は、やはり配偶者なり、言葉の通じるタイ人の助けがないと孤立してしまうかも知れませんね。」

編「ほかにも伺いたいことがたくさんありますが、それはまた別の機会にさせてもらって、今回はこの辺で。最後に読者、特にタイに住みたいと思っている方に向けて何かメッセージとかアドバイスはありますか?」

そ「私より長く住んでいる人も多いので、アドバイスなんておこがましいですが、心許せるタイ人がいるかどうか、そしてタイ語を学ぶ気持ちがあるかどうかが、まず必要なことだと思います。英語でも生活できる場所はありますが、タイ語ができればさらに見える景色も違います。バンコクでも、わたしが住み始めた頃に比べたらかなり英語が通じるようになりましたが、田舎ではまだ全く通じないと思った方がいいです。外国語は習うより慣れろといいますので、まずはご自身が積極的に学ぶ気持ちを持った上でタイの文化とか、習慣、考え方をそのまま受け入れて欲しいと思います。日本だとこうだとか、日本人はそうしない。というのは、身勝手なことだということも、わきまえてもらう方がいいですね。」
【編集 : GNA編集部】

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