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【ラオス】古都ルアンパバンなどでの、新型コロナ・ロックダウンの現状

Global News Asia / 2021年10月9日 19時30分

外で遊べずに、一日中家の中でいる子どもたち(ミーさん提供写真)

 2021年10月9日、ラオスの古都で世界遺産でもあるルアンパバンが新型コロナ感染者の増加でロックダウンしている。現地で暮らすラオス人に街の様子を聞いた。

 ラオス国内での新規感染者は、今日の発表で首都ビエンチャン278名、ルアンパバン県51名、サワンナケート県21名など全体で425名となっている。こうした事から、首都ビエンチャンやサワナケート、ルアンナムターなどが現在ロックダウンになっている。国内の移動も長距離バスや飛行機などが運行停止措置が取られており、県を跨ぐ移動も原則的に禁止されている。ビエンチャン在住の日本人男性によると市場やスーパーなどは、ワクチン接種証明がないと入れなくなっていると言う。

 北部の世界遺産都市ルアンパバンでも、今月7日から21日までの期間ロックダウンになり、厳しい規制が敷かれた。日中でも外出は、必要な買い物のために1日一回だけ。それも地区長に許可を取らなくてはいけないと言う。

 「街中のお店は、食料品と薬局以外はすべて閉店しています。本来なら9月1日から新学期が始まっているのですが、学校も閉鎖されたままです。一部の私立校ではオンライン授業をしているそうですが、公立校はそこまで出来ません。県内でも感染者の多いムアンゴイ地区では、親戚が家族揃って感染していまいました。そこでは学校が仮設病院になっていて、感染した人は教室に隔離されています。医師は毎日巡回して診察しますが、重症者は県の病院に移送されます。」

 こう話したのは、現地に住むミーさんは、日本人の配偶者がタイで働いている事もあり、他の家庭よりは恵まれている方だとか。ルアンパバンのロックダウンは、21日までと予定されているが、状況次第では延長される可能性もある。

 また、間もなくロックダウンが解除される予定の南部チャンパサックに住む日本人男性によると、同様に柵が設けられて地区への出入りは制限されているが、お寺の境内を抜ければ出られるなど、ラオス独特の緩さは残っているようだ。

※ルアンパバンの表記について
 ルアンプラバーンという表記も多いが、タイ語の呼称でもあり、本サイトでは世界遺産に登録されている名称であるルアンパバンと表記。

【取材・編集 : そむちゃい吉田】

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