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【フィリピン】深刻な経済危機! マクタン島・バンカーボート

Global News Asia / 2021年10月17日 9時0分

マクタン島・ロロ桟橋 バンカーボート(フィリピン・アクテブシニア日本人「木曜会」尾田慎二さん、2021年10月16日撮影)https://993900.muragon.com/

 2021年10月16日、フィリピン・マクタン島にあるコルドバ港近くのロロ桟橋。約50隻のバンカーボードが繋留されていた。新型コロナ感染防止の理由で、昨年3月20日から、通常フライトとしての日本からの直行便の運航が停止されている。1ヵ月に1~2回特別臨時便は運航されているが、一般観光客の旅行は禁止されている。

 非常事態宣言は、2022年9月12日まで延長されている。このところ新たな新型コロナ感染確認者は、8,000人未満に抑えられている。ドゥテルテ大統領はワクチン接種を受けるよう強力に推奨する発言をし啓発しているが、新型コロナの収束にはまだまだ時間を要しそうだ。

 アジアのほとんどの国では、当初のワクチンは効果が低いと後から分かった中国製ワクチンの接種比率が高く、効果が高いと言われているmRNAファイザー製などの接種比率が低かった。そこでタイなどでは3回目のワクチン接種も並行して始めている。

 フィリピン・アクテブシニア日本人「マクタン島木曜会」尾田慎二さんは、ロロ桟橋に繋留されている・バンカーボートの船長や管理人らに話を聞いた。「今日は土曜なので、一部のバンカーボート観光船はディスカウント集客で営業出港できましたが、管理人の居ない大型観光バンカーボートなどは長期繋留で船員も無給の待機状態なんです。中には持ちこたえることが出来ずに、破産・倒産の危機に陥っています。売りに出されているバンカーボートも増えています。ここのバンガーボートの利用客は、ほとんど海外からの観光客でした。段階的に国内旅行者が増えても、厳しい状況のままです。約50隻の休眠バンカーボードは、この先不安しかありません」と話している。
【編集 : Eula Casinillo】

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