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国際協力銀行、ベトナム進出の2社に民間金融機関と協調融資=総額約2億円

Global News Asia / 2014年8月3日 14時49分

住宅用階段等の製品の設計・製作・販売を手がけるカツデンアーキテックの埼玉工場。

 2014年7月31日、国際協力銀行(JBIC)は、「海外展開支援融資ファシリティー」の一環として、ベトナム融資に関する以下の2案件について貸付契約を締結した、と発表した。

 堤製作所のベトナム法人堤製作所ベトナム株式会社 (以下、TSV)との間で、JBICの融資分として60万米ドル(約6000万円)を限度とする貸付契約を締結した。

 本融資は、堤製作所が100%出資子会社であるTSVを設立し、ベトナム北部のハイズオン省において排気消音器の設計・製造・販売事業を実施するために必要な資金で、多摩信用金庫との協調融資で、協調融資総額は約100万米ドル(約1億円)。

 堤製作所は、排気消音器の設計・製造・販売を行ない、経済成長等を背景に排気消音器等の需要拡大が見込まれるベトナムにおいて、2014年5月にTSVを設立した。TSVを通じた事業拡大を目指す。

 もう1件は、カツデンアーキテックとの間の貸付契約で、JBICの融資分として7000万円を限度として融資する。

 本融資は、カツデンアーキテックが子会社であるベトナム法人カツデンアーキテックベトナム株式会社(以下、KDAT VNM)を設立し、住宅用金属部品の製造・販売事業を行なうために必要な資金の出資金部分に相当。なお、協調融資総額は100万米ドル(約1億円)で群馬銀行との協調融資となる。

 カツデンアーキテックは、階段製品・住宅関連製品等の住宅用金属部品の製造・販売を手がけており、新興国の経済成長を背景に住宅用金属部品の需要拡大が見込まれる中、ベトナムに進出して2014年6月にKDAT VNMを設立した。ベトナムを拠点にアセアン等新興国での事業拡大を目指す。
【編集 : YK】

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