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【コラム】韓国人とポスティングについて語り合いたい

Global News Asia / 2021年12月4日 6時0分

韓国のイメージ

 先ごろ、韓国の美容室のオーナーが、チラシ一枚ポスティングをした70代のバイト女性に土下座で謝罪要求をしたという、YouTubeが炎上した。

 オーナーは、土下座要求の前に、チラシを配布させた会社に苦情の電話を入れた上で、バイト女性に来店を促し、この行為に及んだ。

 動画から見る女性は、膝の状態が悪そうで、このオーナーに悪意を感じると非難が集中している。

果たしてそうだろうか。

 確かに土下座までさせるのは、人間としてどうかと思う。「二度とお宅には、ポスティングしません」と誓わせるなんなりの措置ができたに越したことはない。

 さらにYouTubeを撮ってUPした人物は、70代女性が可哀そうだという状況を撮りたかったのか。一時は非難を受けて客足が遠のく美容室の将来的PRの意味を持つものなのか、あるいはこの美容室をつぶしてほしいと依頼されたのか。いくつか撮影意図が考えられる。

 筆者は、ポスティングは、一つのアルバイトという認識は持っているが、この世に必要な仕事とはまったく思っていない。先日も洗濯物を干していた時にバイトさんが来たが、うちはいりませんと断った。にもかかわらず、筆者の一瞬見えなくなった隙に入れようとした。

 筆者の住んでいる住宅環境としては、私道に面している。私道とは、住民やそこの家に用事がある方以外本来は立ち入ってはいけない道である。

 まるで当たり前かのように入ってくる。当たり前かのようにポスティングする。ポスティングされたチラシを、なぜ、必要もない人間がゴミとして処理しなければならないのだろう。基本5枚程度だが、元日に配られる新聞広告量くらいの場合もある。燃えないゴミの袋三分の一程度を占める。燃えないゴミの袋は有料だ。

 広告を配達させたところに苦情の電話を入れても、ポスティング要員まで周知徹底されるはずもない。だったら、それをポスティングした本人に直に「二度と入れるな」というしか方法がない。

 新聞折込チラシもまた同じだ。販売店は折り込み料をもらっているが、スーパーの特売チラシ以外すべて捨てる筆者宅ではゴミでしかない。それを訴えたとて、折り込み料が収入源とわかっている新聞社は世論としては絶対に伝えないし、新聞社とテレビ局は同族企業だからワイドショーで語られることもない。

 片手間でもできる気軽なバイトと考えるのであれば、その家が明らかな空き家で、突っ込むことで景観を損ない、不法侵入を助長させる中途半端なポスティングは避けるのが、バイト代=報酬に含まれてはいないか? 。頭を使え! 。

 筆者は、江戸末期までのルーツを遡っても完璧な日本人だが、この美容室オーナーが取った行動は、今後チラシが、必要かどうかの議論のきっかけになればいいと思っている。

 少なくとも温暖化を助長するゴミという認識を、チラシにも持つべきだ。
【編集 : fa】

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