【タイ】バンコクで電動バイクのバイクタクシーが試験運用を開始

試験運用される電動バイクのバッテリー交換をするドライバー(タイメディアより)

　2021年12月、タイ発電公社は、政府が国内の二酸化炭素排出量を削減するための「カーボンニュートラル」の一環として、バイクタクシー用に電動バイクの試験運用を開始した。

　12月27日月曜日、ノンタブリーにあるタイ発電公社の本社近くにある9つのバイクタクシーグループのバイクタクシー運転手に、それぞれ交換可能な3キロワットのバッテリーを備えた51台の電動バイクを贈呈した。

　タイ発電公社のブーンヤニット氏によると、この電動バイクの試験運転は、モンクット王北バンコク工科大学と協力して1年間実施される。また、プロジェクトには2,100万バーツ(約7,000万円強)の予算が計上された。電動バイクの価格は1台84,000バーツ(約29万円)で、その内バッテリーは40,000バーツ(約14万円)とのこと。

　この電動バイクは、一回充電あたり100kmの距離の走行が可能で、最高時速80km。重量は、150キログラムまで積載可能。試験地域には、3つのバッテリー交換ステーションが設置されており、車両の充電を待つ必要なく、使用済みのバッテリーを充電済みのバッテリーと交換するだけになる。

　また、ドライバーはアプリでバッテリー残量を確認したり、乗客を見つけたりできるなる。アプリは1月に公開される予定。さらに、来年初めにはBTS周辺を中心にさらに600台の電動バイクを配置する予定。
【編集 : KK】