【コラム】新型コロナは、以前「武漢肺炎」と言う名だったのでは? 中国
Global News Asia / 2022年1月2日 7時0分
2022年も、明けた。今年も「まだ」新型コロナをひきずったまま、「感染者0」を主張する北朝鮮以外の人々は暮らしている。
感染する経路が未だにわかっていない。ワクチンがどれほどの威力を持って未来の人類に貢献するものか弊害を与えるものかわかっていない。そして、各国政府が次々に打ち出すコロナ対策が、どれも完璧なではない。そして、国民も政府の対策に、一定数従わない者もいる。
今やWHO事務局長でさえ、顔色を窺って、どこの国でまず発症したものなのかすら言葉にすることはなくなった。自然に発生したものなのか生物兵器なのか。少なくともそれさえわかれば。いや、少なくともそれは永久にわからないまま歴史は進んでいくのだろう。
どの国でも、「ウィズコロナ」を掲げている。しかし、中国では「ゼロコロナ」にシフトを切った。2月に開催される予定の北京冬季五輪を決行しなければならないから、も、一つの理由だ。
2021年12月31日、都市封鎖をしている西安では、発表されただけでも感染者が1,200人を超えている。地獄絵図との噂も漏れ伝わる。2021年12月8日、上海で一人の感染が認められた。その感染者が住まいとしていた地域のマンション100棟、およそ8000人の住民が14日間隔離された。
その前にも、上海の巨大有名テーマパークで、一人の感染があった。テーマパークの全面閉鎖はもちろんのこと、数万人の来園者に強制的にPCR検査を行った。
中国の感染病の専門家は「ゼロコロナ戦略の展開により、新型コロナウィルスの再拡大を4週間以内に封じ込められる」と、語っている。莫大な中国の人口では、感染し始めたら、予測不可能な国民が犠牲になる。それを思えば、封鎖による多少の我慢を国民に強いるのは政策として有効だとする。
4週間の中のライフラインがどうなっているかは、もちろん、中国で語られることはない。鳥の鳴き声以外は全部食べるという国民性からしたら問題ではないのかもしれない。
ただ、隣国である韓国では、多数の罹患者を出し続けている。特にオミクロン株の罹患者が急増。中国にとって、韓国を丸ごと封鎖したいといったところだろうか。
ところで、最初に患者が見つかった武漢。その研究所では、新型コロナの特効薬が作られているのだろうか。なんの音沙汰もないまま、年が明けた。
【編集 : fa】
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