【コラム】マスクは、コロナ罹患予防のものでしょう? 韓国
Global News Asia / 2022年1月10日 7時0分
2020年が明けてすぐ、町中から、売っているマスクが消えた。そして、その瞬間から、人間にはマスクが必要になった。
もちろん、お国柄もある。新型コロナワクチン接種済みを条件にマスクは不必要とした場所もある。人柄や考え方もある。「マスクをしていないからと言って差別や誹謗中傷をしないでください」と行政長に陳情に行き、地方紙に、マスクをとった顔でにっこりしている人たちもいる。もちろん、マスクが命に係わる若年層がいて、マスクの素材そのものがアレルギーの原因になる体質の人もいる。
しかし、多くの人が、今日もマスクをしている事実は揺らぎようがない。マスクをすることで、新型コロナ罹患が、明確に減ったかと問われれば、まだまだ答えられないのが地球上の人類だ。マスク不足の時に、布で作ったマスクがブームになった。が、手芸好き女子たちは「布は布だからね」と交換した。ウレタンマスクにも、飛沫を防ぐ効果が弱いとわかっていても、店頭には並んでいる。
マスクは、ある意味、ファッション業界でも医療業界でも、新しい収益ツールになった。マスクだけではない。マスクケースや、自分のマスクがすぐわかるマスクマーカー。化粧品業界では、不織布マスクの下の肌が荒れる人用に、塗れば皮膚に張り付かない美容クリームの販売もしている。
特に韓国では、マスクをつけやすくするようにマスクガードなどのアクセサリーの需要が増えている。ウレタンや柔らかいプラスティックでできた鼻と口に直接マスクが密着しないカラス天狗マスクみたいなもの。耳が痛くならないように、ゴムをゴムの力で伸ばすのではなく耳をプラスティック形態で補強するイヤーフック。耳でマスクのゴムを抑えずに、うなじで固定するマスクストラップ。それらを使うと、肌とマスクが直に触れ合うより確かに楽である。しかし、当然、必須とされる密着性は減少する。有害物質遮断効果を低下させる。顔面部の漏洩率が基準規格に達しないのだ。
韓国政府(もちろん、今のところどこの国でも)は、マスク本体の監視の目は光らせても、毎日のように乱売されるアクセサリーまで手が回らない。
世界中で本来は追及されなければならない問題を、韓国の一部が提起した。私たちは、このコロナ禍で、なぜマスクをしなければならないのか、根本から考えるべきだ。ファッションでなければつけられないわ~のは、わかるのだが、その前に罹患したくないだろう? 。日本に入ってきているマスクアクセサリーもメイドインコリアは多いのだから。
【編集 : af】
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