【フィリピン台風22号被災】ラプラプ市バサック貧困層地域の救済遅れる・セブの北部「メデリン」地震
Global News Asia / 2022年1月20日 13時0分
2022年1月20日、マクタン島在住の尾田慎二さんは「ラプラプ市バサック貧困層地域は、多くの家が屋根が飛ばされるなど壊滅的な被害が出ています。しかし、自宅の改修資金もなく放置状態のままの状況です。住人の話では役所から被害状況の調査に来たが、その後の救済処置の話は全く無いのです」と伝えている。
また、セブの北部「メデリン」で体に感じる微弱地震が続いていることについて尾田さんは「1月19日、メデリンの南西10キロに震源地を持つマグニチュード3.5の地震が、セブのこの北部の町を揺るがしました。バンタヤン島の知人からも怖かったと連絡がありました。地震が発生した数時間後に少なくとも12回の余震が記録されました。中央ビサヤスの火山・サイズロジー研究所(Phivolcs – 7)は、水曜日の朝早くメデリンで複数の軽い揺れが記録されたことを確認しています」
非常に強い台風22号(2021年12月16日)が、フィリピンを直撃して1ヵ月以上経過した。多くの地域で、停電が続く悲惨な状況だ。携帯電話も繋がらないことが多い。セブ州マクタン島でもほんの一部を除き、インフラの復旧が遅れており、飲料水の確保が困難な状況だ。多くの支援団体が活動し、被災者の救済に乗り出している。また日本政府は2022年1月14日、1,300万ドル(約14億400万円)の緊急無償資金協力を国際機関を通して実施することを決定している。
【編集 : Eula Casinillo】
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