【コラム】この国の桜には、優しさと、尊敬があるー台湾
Global News Asia / 2022年3月6日 6時0分
2022年3月。世界中がきな臭い。そして、世界に何人かいる「スイッチ」を押すことができる人たちに、今生きている私たちの日常が瞬間で消される可能性も…。
しかし、東半球のアジアにはもれなく、春が訪れ始めた。台湾は穏やかな気候として知られる。1月あたりからチラホラ桜が咲き始め、2月下旬から3月にかけて、多くの市民が目出ている。
2月28日に桜フェスティバルを終えた台中市の桜並木。その数300本。日中だけでなく、夜間もライトアップされている。
コロナ禍になり、3回目の桜の季節。個々を大切にする台湾国民は、ソーシャルディスタンスを守って、各々の都合のいい時間に静かに桜に会いに来ている。
ソメイヨシノや八重桜。日本文化が昔から浸透していると言われても、ひらがなが言語ではないから、台湾語としての名称がその桜ごとに存在する。しかし、台湾の人々は、その桜が台湾発祥だとは、間違っても言わない。毎年日本の団体からも、台湾の各地に日本の桜の苗木が贈られていることを知っているからだ。
人々の思いやりや優しさがあってこそ、桜はなお一層美しく見える。そして、台湾の人々は、その桜が日本から贈られたものかもしれないという尊敬の念を持って見ている。
土着の植物は存在するだろう。しかし、風に乗って、地球上のどこにでも、花の種は飛んでいく。長い時間かけて、その土地で苗木になり、樹木になり、花を咲かせ、実を成らせる。それは、国をあげて自国の手柄にするものではない。
そんな台湾だから、日本人は、桜をもっともっと愛してほしいと思うし、苗木を差し上げたいと思う。そして、世の中が安全になったら、台湾の桜を見たいなという願いになる。
【編集 : fa】
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