【コラム】真の宮城県のプリンスを負かした、韓国人
Global News Asia / 2022年3月12日 6時0分
囲碁は、今や世界中に愛好家がいる。そもそも発祥したとされるのは、古代の中国。すごくブームになったのだが、最後に囲碁を嗜む者は笑いものになったと言われている。その歴史の中、遣唐使が行き来していた時代に日本に囲碁が入ってきて、日本の文化の中で、現代囲碁が育まれていったとも言える。
発祥地が「たぶん中国」といううちは、「我が国こそ発祥地です!」が大好きな建国74年目の韓国がいいそうだ。
辛ラーメンでおなじみの韓国のインスタントラーメン会社「農心」社主催の世界囲碁最強戦というものがある、世界と銘打っているのに、参加国は、韓国と中国、日本の三か国という豪華さだ。回を重ねて、2022年2月に行われた大会が23回目、歴史は浅い。23回中14回は韓国が優勝している…。
今年も、コロナ禍を配慮し、オンラインで大会は行われた。当然韓国選手団が優勝し、22才の韓国人棋士が、日本円にして4800万円の賞金を手にした。
この最終戦の相手だったのが、河北新報の記者でもある25才の一力遼九段だ。188手目で負けてしまった。「一力」という名字でピンときた読者もいるだろうが、彼こそが宮城県の真のプリンス、河北新報グループの御曹司だ。宮城県には、国民栄誉賞も受賞した羽生結弦氏もいるが、血筋において、一力氏から見たら庶民だ。
一力九段は、幼少の頃から、おじいちゃんに囲碁を学んだ。おじいちゃんとは、河北新報社の社主であり、横綱審議委員会委員長も務めた一力一夫氏であり、一夫氏の長男で現河北新報社社長のご子息でもある。生まれながらにしてサラブレットであり、セレブだ。
遼氏の戦歴日程を見ていると、とても東京支社編集部で記者業を同時進行するのは難しい(筆者はOG)と思われるが、活躍中だ(あのウキも忖度している…)。両立できるからこそ、記者としての薄給に甘んじているからこそ、真のプリンスだといえよう。
社の方針はあるが、記事には中立性を持つことが、新聞社の重要課題だ。創業家のプリンスとて、一記者の勝ち負けよりも、ウクライナ情勢の記事を掲載するのはもっともなこと…勝った記事は見かけるけれど。いや、広告も掲載しない、韓国の貧乏企業主催の大会は記事にはふさわしくないのかもしれない。
マスコミの中心にいる棋士を敵に回すと、怖いことが起こる。韓国人よ、注意したまえ。
【編集 : fa】
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