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【コラム】退職金で自伝を出す定年退職者みたいだなー韓国

Global News Asia / 2022年3月14日 6時0分

韓国のイメージ

 2022年3月9日、文在寅大統領は、「前」大統領になった。任期が切れた途端に、いきなりの逮捕はないと思われるので、被告でも受刑者でも、まだないだろう。そして生きている。

 大きな括りの中で言えば、文氏も「定年退職者」だろう。

 日本である程度、高額の退職金が出た、名誉や地位のある方は、その職業の長年の成果や、自分が今まで生きて来た道~自伝に相当すると思われる、を、自費出版で出す傾向が強い。自費出版という商売が成り立っているので、本人に文才がなくても、ゴーストライターをつけるなり、テンプレート式に作ってしまう。それには、高額の料金がかかるのだが、退職金があるので問題はない。元同僚や「後進たち」に配る、ただで。数日後、BOOKOFFでも引き取られないそれは、燃えるゴミに出される運命だ。
ただ、世知辛い世の中になって、またネット社会になり、SNSでは誰でもが作家になれる。Kindle(電子書籍)で、知っている人だけではなく知らない人にも読ませて、印税をもらおうと考える素人さんも多い。kindle産業もまた活発だ。

 文氏は、さすが、北朝鮮の血が流れる韓国人だ。退職してから自費で出すことはしない。見事だ。昨年12月23日に、文化体育韓国部の書籍(パンフレット…スカスカの生花(成果)しかない5年だったからか)が出されている。「大韓民国 危機を超えて先進国へ」。素晴らしいタイトルだ。在任中のほぼ半分がコロナ禍であったから、「世界が驚いたK防疫」がメインになっている。1冊では格がつかないと思ったか、「世界が注目する文在寅政府国際指標」という付録付き。224ページ(文字の大きさや、写真で嵩増し可能)。

 あんなに頑張ってきた、北朝鮮非核化問題や中国との外交成果については、一文字も触れていない。国民が政府関係者に見切りをつけた不動産問題もない。もちろん、チョググも出てこない。出版翌日である24日の朴槿恵恩赦は、決まっていたのだろうが、印刷所で漏洩しては的に書かれてはいない。

 この本? パンフ? は、中央行政機関や地方自治体、国公立の大学図書館、町の極小図書館、住民センターなどに、2万部配布された。配布という名の、強制設置。

 担当者は「歴代大統領の冊子も制作している」と語っているが、国民の記憶になければ、その冊子は、間違いなく自慰行為に値する迷惑印刷物だろう。5年前は、SNSは発達していなかったのだろうか。本当に歴代のが出ているのならば、その論議の過去ログが出てきそうなものではあるのだが…文ちゃん、お疲れ。

【編集 : fa】

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