【コラム】ネタにするのか、本当の支援なのかー韓国
Global News Asia / 2022年3月26日 6時0分
2022年3月、国連を始め、世界中の国が仲裁に入ろうとしてはいるものの、ウクライナで起こっている「戦争」は日増しに過酷になっていく。
「戦争」は、どんな大義名分があったとしても、起こしてはならないことだ。ウクライナ国民のために募金をしようとSNSのあちこちで声が上がっている反面、その募金で国民の真の平和が得られるのならまだしも、その募金が武器を得る資金になるのではないかという危惧もある。
そして、各国の人々が、その「戦争」の味方につくために、ウクライナ入りをしている。確かに、ウクライナ国民だけでは戦いきれないのかもしれない。自分の命をウクライナに捧げる覚悟で行く人も多いだろう。その反面、戦いに参加しますという癖の人もいないだろうか。
韓国から、韓国海軍特殊戦団出身のユーチューバーが、ウクライナに入った模様だ。「ウクライナ大統領が全世界に支援を求めている。だから、(私の)ユーチューブチャンネルは、直ちに義勇軍任務の支度をした」とまずは、インスタグラムで表明している。2月中に出国しようとしたらしいが、政府に止められたらしい。在住韓国人も陸路でしか帰れない今、個人の思いつきで「戦争」に参加されては、国家は困るのだ。今、韓国でも、ウクライナは、旅行禁止国なのだ。
彼は、死ぬ気はさらさらないようだ。「ウクライナに入れば、犯罪者として扱われる。1年の懲役または、1000万ウォンの罰金が待っている」と帰国のことを考えている。彼だけではなく、チームで動いているらしい。その隊員は、彼が選んだ。なぜなら、自身を戦いのプロだと思っているから。政府の注意は、無知な人間の保安に対する誤解だとする。自分たちが、最初にウクライナに入ることにより、代表として支援していると韓国の地位を上げることになるという解釈もしている。
戦いと死は、表裏一体だ。彼は、ウクライナの出来事を、命があって帰国したら、ユーチューブで報じるだろう。売り上げは天井知らずと過信しているのだろう。それができないことの可能性など彼には1%もないようだ。ネタ拾いに行かれる、ウクライナの迷惑を考えられないのか。昔は陸軍のエライ人だったかもしれんが、今はユーチューバーに過ぎない。ユーチューブは、報道だったのか。軍事ジャーナリストは、生きて帰れた後の発表場など考えてはいない。戦場カメラマンはただただシャッターを切るだけだ。目の前で子どもが殺されようとシャッターを切るだけだ。それが報道だ。
韓国人の彼だけでなく、ウクライナで一発当てようというヤツに、義勇軍を名乗る資格はない。
【編集 : fa】
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