【フィリピン】マニラ空港に近い「タール火山・噴火警戒レベル3」に引き上げ
Global News Asia / 2022年3月26日 19時30分
2022年3月26日、フィリピン政府は、バタンガス州内にあるタール火山の噴火警戒レベルを、レベル3(高レベルの火山不安定性)に引き上げ、地域住民に避難を呼びかけている。前回の大噴火(2020年1月)では、マニラ空港での航空便の離発着にも影響が及んだ。
在フィリピン日本大使館の『【安全対策情報】タール山の噴火警戒レベル引き上げに伴う注意喚起』は、「フィリピン地震火山研究所(PHIVOLCS)は、3月26日午前8時00分、バタンガス州にあるタール山のメインクレーターからのマグマ水蒸気噴火が発生し、その後も連続的な水蒸気噴火が発生したこと、また、火山性地震も発生したことにより、メインクレーターからマグマの爆発的噴火が発生する可能性があるとして、噴火警戒レベルをレベル3(高レベルの火山不安定性)に引き上げました。
(※ フィリピン当局は噴火警戒レベルを5段階で示しています。今後、危険な噴火が差し迫った状態になるとレベル4となります。)
PHIVOLCSは、火砕流と火山の危険性があるとして、タール山島への立ち入り、タール湖での全ての活動、高いリスクがあるバランガイへの立ち入りは禁止する必要があること、また、タール湖周辺の地域では、警戒を怠らず、空中の灰や霧の可能性に対して予防措置を講じ、不安が激化した場合の避難に備えるよう、注意を呼びかけています。
また、PHIVOLCSは、同火山からの突然の噴火による火山灰や破片により民間航空機に危険をもたらす可能性があるとして、同山上空を飛行しないようにとも呼びかけています。」と伝えている。
【編集 : Eula Casinillo】
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