ラオス中国鉄道による輸送で、タイにも大きな恩恵
Global News Asia / 2022年4月5日 6時0分
2022年4月、ラオス中国鉄道が開通してラオス中国間のみならず、タイ中国間でも貨物の輸送が本格的に稼働し始めている。特にタイでは輸送にかかる日数だけでも大幅に短縮されるとあって、本格的な果物のシーズンを前に各地で輸送経路の見直しが進んでいる。
昨年12月にラオス中国鉄道が開業して、旅客輸送でランサーン号を中心に取り上げられていたが、ラオスでの主な稼働は貨物輸送が大きな割合を占める。2月頭の時点で貨物の総輸送量は50万トンを超え、月を追うごとに増加の一途を辿っている。タイでは、もうすぐ果物の収穫が本格化することもあり、各地の業者はこぞって鉄路輸送に切り替えることになりそうだ。
これまでは海路での輸送で約15日から30日を要したものが、鉄路ではわずか3日ほどで中国に到着する。このためタイの出発口となるノンカーイ駅の貨物ターミナルも大幅に拡張された。さらにラオス側でも現在タナレーン駅までのわずか4kmしかない路線を約10km延伸。ビエンチャン市街にも近いカムサワン駅として開発が急ピッチで進められている。
また、2022年2月22日の既報のようにラオスと中国の国境ボーテンで国境超えのトラックが大渋滞を引き起こしていることもあり、鉄路輸送に対する期待はさらに高まっている。そしてラオスの鉄道計画はビエンチャンから南部タケクを通り、ベトナム中部のブンアン港へ通じるルートが計画されている。これにはタイのレムチャバン港からのルート案も浮上している。さらにはミャンマーのダウェーとの鉄道も構想されており、将来的には鉄道による輸送は縦横に拡大する計画だ。
【編集 : KK】
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