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【コラム】『みかん』ではない、かんきつ類と言って欲しいな 韓国

Global News Asia / 2022年4月11日 6時0分

デコポン発祥の地・不知火町のデコポン (JAタウン から)

 みかん=オレンジではない。日本で「みかん」と名乗れるのは「温州みかん」のみで、あとは、かんきつ類という大きなひとくくりになる。オレンジもまた、「マンダリンオレンジ」のことであり、英語圏では、レモンなどを含めてざっくり、citrus(シトラス)だ。

 日本のかんきつ類は近年、たくさんの種類が登場した。ただ、5月から11月あたりの端境期になると、滅多に腐らない輸入品のグレープフルーツに主役の場を奪われる。日本の気候に合わないのだから、かんきつ類以外の果物を楽しめばいい話だ。

 日本でヒット作の果物が出回ると、韓国で「突然変異」という偶然が起こり、似たような果物が出回る。

 日本名「不知火」もまた、その一つ。韓国では、日本産の不知火を、漢撃峰と呼ぶ~わざわざ漢字にしているのだから、さらに違う漢字に置き換える必要性はないのだが。そして、韓国産の不知火を、タムナヌンボンと呼ぶ。微妙に違うらしい。

 そして、韓国の農村振興庁は、アメリカのみかん栽培・流通会社にロイヤリティを支払ってもらいながら輸入してもらえると喜びの発表をした。日本品種よりすぐれているらしい。2035年までの14年間が契約期間だ。総額29万5000ドルの外貨を稼ぐことになる。

 突然変異は、2013年までに起こり、2014年に品種保護登録を済ませている。アメリカでも2019年に植物特許登録をした。行動が素早い。そんなに素晴らしい品種なのに、韓国国内で多く栽培されるのが認識されたのが、2018年から。4~5年なにをしていたのだろう。

 韓国の(パクリの)不知火は、日本産ととても外観が似ているそうだ。しかし、ジューシーだから重い。そして甘い。食感もso good。もともと日本生まれだからね。

 アメリカの会社が契約したのは、ロイヤリティが安かったからではないか。ドルを稼ぐためには形振り構っていられない。市場は未だ日本の「不知火」の人気が高い。Kミラクルで品質改善と販売戦略をするという、安ければ買うよ、こんな時代だもの。でも、本当においしいと思うという軍配は…当然のことだ。
【編集 : fa】

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