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【コラム】高校生の娘にゴーストライターをつける政治家ー韓国

Global News Asia / 2022年5月15日 6時0分

韓国のイメージ

 2022年5月、この記事がUPされる時点で、法務長官は決まっているだろうか。韓国の法務長官になる人物は、いわゆる曰くつきの御仁が多い、チョ・ググ氏しかり。
 
 次期法務長官と目されている至宝研修院副院長は、とても子煩悩だ。彼は、娘が高校在学中に書いた論文を文書化してあげた(日本では、kindle化といったところか)。しかし、娘が書いたとされる論文は、すでに昨年11月に学術論文データベース掲載されているものだった。ただ、著者が明記されていないものも多く、それは娘自身が自己入力をし間違った可能性だって、もちろんある。しかし、著者の名前があるものを検索していくと、一人のケニア人ゴーストライターの名前に一致した。

 ゴーストライター界のカーストでも高いポジションにいる、ゴーストライター=影の存在ではなく、知る人ぞ知る有名人だった。こうなると「俺が書いてやったから、素晴らしい文章になっているのだ」とどこかに匂わせをしてしまう、お金で文章を売ったにも関わらずだ。おそらく、守秘義務と著作権譲渡の契約書を結んでいないか、支払いが滞っていると、ゴーストでもこういうことはやる。

 高校に行きながら、しかも高校一年生・15歳の子が2カ月で論文5本と電子書籍4冊を書いたと、親は胸を張って語る。さらに、それは、12歳当時から調査し、温め一気にかいたことになっている。
仮にこれが本当の話であれば、学校に行かず、まったく睡眠をとらずに書かなければならないことになる。いかに筆の速いプロでも、しんどい仕事になる。もちろん、1ページに「にんげんだもの 〇つを」程度の1冊であれば可能だが、論文という形式であれば参考文献の整理などだけでもあっという間に時間は経ってしまう。

 つまり、発想は娘の頭の中と、仮定しよう。けれど、この文章量を書くには、プロ中のプロのゴーストでなければ無理なのだ。なぜなら、ゴーストはいろんな分野を書いてきているので、継ぎ接ぎにして一つの論文に仕立てることができるから。今回はたまたま、お金がとれなかった論文をUPしていたことを忘れて流用してしまったクチではないだろうか。

 そして、さすが次期法務長官とされるだけの御仁である。「未成年の子の保護」を出してきた。

 どこかの国の次の次の象徴になると目される新高校1年生も、旅先のパンフレットからパクった文章を使って、コンクールで受賞した。それも優勝ではなく、中途半端な賞。発覚した途端、お母様が考えられたのか「指摘してくれて、ありがとう」…いやいやそれは参考文献を明記しない限り、文章泥棒ですよ。ありがとうなどと言っている場合ではないですよ、何様なの? 。

 文章は、人柄がでる。それが売買された文章でも。「、」や「。」の位置一つだけで、新聞記者出身なのか、国語の先生系なのかゴーストは特定されてしまう。限りなく似たような文章でも、読む人が読んだらバレバレなのだ。

 チョ・ググ氏の娘は、命に係わる大学への不正入学。そして次期法務長官の娘は、文章泥棒。

 娘と言う、不正の粉塵が韓国には舞っているようだ。
【編集 : fa】

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