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【コラム】大統領の私邸収集という癖ー韓国

Global News Asia / 2022年6月5日 6時0分

韓国の国旗

 2022年5月9日に5年間の任期満了で退任した韓国の文在寅大統領。今は、故郷に作った新しい私邸でのんびりしては…いない。毎日、功罪問わずに国民のデモが私邸前で行われ、敷地から一歩も出られないからだ。いやいや、地下トンネルを通って、東京・赤坂のマンションから毎日靖国神社参拝をしている可能性だって捨てきれない。

 大統領時点の私邸が、2月に売れた。そして4月に、所有権移転が受理されている。もう所有者が代わっているのだ。

 この所有者と言うのが、とても変わった癖をお持ちのような方だ。韓国にあるアウトレットの会長。文氏の私邸を手に入れる前に、朴槿恵元大統領の私邸を買った。その前には、李明博元大統領の私邸も買った。
大統領の私邸だけに、チャチな建売住宅の作りではないだろうが、そんなに魅力的な建物だったのだろうか。この御仁、なんなら、青瓦台の公邸とかも買いそうな勢いに感じる。

 今回の私邸は、文氏と会長の直接売買だった。相場より高値で売れたと既に報じられているが、買った人物は任期が切れてからの発覚となった。

 この御仁の所属する法人は、全斗煥大統領の長男の所有していた体験農場も買っている。

 「価格が低く、立地が良い」のが、すべての物件の購入理由になってはいる。今のところ表立った政治利用もない。

 けれど、普通に考えておかしいではないか。ウォン(銭)に異常に執着する国民性は、大統領経験者だけ別ということもあるまい。すべての私邸、物件の中に、他の購入者の手に入ってはまずい政治的共通点のなにかが、存在するのか。在任中の政治資金の出資者が、この御仁であり、借金のかたにとったとすれば、なんとなく辻褄があうようなあわないような…。
【編集 : fa】

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