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【コラム】「カエル」が食材の給食に驚く現代の女子高生ー韓国

Global News Asia / 2022年6月19日 6時0分

カエル イメージ

 2022年5月、韓国ソウルにある女子高の給食に「カエル」が出て来た。もしや、身体というか肉だったら、発覚しなかったかもしれない。しかし、目の玉がついたカエルそのものだから大騒ぎになった。カエルは、韓国の国民食である、キムチの具だった。

 アミやイカを入れて出汁として、コクを出すというレシピは聞いたことがあるが、カエルがその役割を果たすとは、ちょっと聞いたことがない~昭和48年ぐらいの日本でも、シバ漬けにカエルが入っていたことは実はあった。

 ソウル市教育庁は、混入経路を調べてはいるが、まだ半月ほどだから、製造過程なのか、流通過程なのか、保管時なのか、まったくわかっていない。

 騒ぎになって、当日のキムチは全回収された…しかし、発覚する前にもう食べちゃったという女学生がいないとも限らない。そして学校もその業者との契約を解除した。それは当然のことだ。

 キムチと言うと白菜や「カクテキ」とも呼ばれるサイコロ状の大根と日本人は想定するだろうが、韓国には様々な種類のキムチが存在する。今回は、大根の葉という、異物が混ざっていたらとても分かりやすい原料のキムチだった。

 カエル混入は、これがはじめてではない2016年にも高校で、雑穀ご飯の中から出てきている。古くは2011年にも、中学校のやはり大根葉のキムチから出ている。少なくとも、同じ業者ではないだろうが、キムチ製造業界自体が、反省もしないし、改善もしないのだ。

 カエルの死骸を見てトラウマ、PTSDになった子もいるだろう。願わくは、フランス料理等に出てくる食用ガエルだったらと願う。

 筆者は戦後生まれだが、食糧難の時代は、食用でないカエルでも良質のたんぱく源として食べられていたし(火垂るの墓参照)。食べない系であれば、中学の理科でカエルの解剖は必須授業だったので、食べなかったらセーフじゃない? 。もともとオタクの国のキムチってそんなに衛生的だったけか? としか言えない。
【編集 : fa】

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