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【コラム】日本の演歌解禁…って、韓国人が日本で歌手をする問題が先では? 韓国

Global News Asia / 2022年6月30日 6時0分

韓国イメージ

 「トロット 韓国演歌」と検索したら、「木蓮の泪」というYouTubeが出て来た。同名異曲はこの世にたくさんあるが、「もくれんのなみだ」と言えば、スターダストレビューの「木蓮の涙」だろうに…こんな日本語名を付けた音楽関係者のセンスを激しく疑う。

 トロットを何曲か、数秒だけ聞いてみたら、普通に日本の演歌だった。多くが韓国語バージョンと、日本語バージョンがあり、どっちかの国で売れたらラッキーなのだろう。

 古くはチョー・ヨンピルが「釜山港に帰れ」を歌い、統一教会の実は子会社だといわれる「メッコール」のCMに出ていた。桂銀淑も、薬と詐欺といったことをしなければ、今も日本に入国できたかもしれない。帰化や在日別名で出ているとしても、今のところ、キムヨンジャ一人勝ちかな。ナフナもいたな。錦野章は帰化したのか。

 でも、彼らは、韓国で自分の歌を日本語では歌えない。地上波NGなのだそうだ。もちろん言語も違うし、ハングルの国なので、誰かが訳して「日本の演歌」と、演歌がさも韓国発祥のように言っている。韓国演歌のことを韓国人は「トロット」と呼ぶ。

 日本帝国時代に、韓国では普通に日本の歌謡曲が流行した。厳密に言うと「演歌」と言うジャンルは、1970年以降にできたらしいので、当時は歌謡曲なのだ(日帝時代の「演歌」は、歌うように演説するという意味だった)。

 しかるに冒頭のYouTubeに戻る。どっからどう聞いても、日本でよく耳にする演歌なのだ。もともとの歌手を知らずに、五木ひろしさんが歌っていたら、いつ出したの? って思うくらいに普通に演歌。韓国語で歌っているYouTubeをみると、あちらの人のトロットなのねとなる。

 近く、「日韓「演歌」歌合戦」という地上波番組が企画されていると言う。遅きにも然りと言う気はする。日本の演歌にも正直勢いがなければ、韓国の歌手などを知っていてわざわざ見る日本人は少数だろう。

 歌はある意味、国境を越えて歌い継がれる。どこの国の演歌だとか言っている時点で、まだまだ日帝時代に韓国はいるのかもしれない。

 「トロット」とハングルで呼ぶのはいい。でも、それは流行歌であり、演歌だから。

 ビートルズを韓国語で歌った時に、韓国発祥のビートルズとは誰も言わないだろう、いや、聞こえないだけで、あちらでは言っているのかもしれん。

【編集 : fa】

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