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【タイ】24歳日本人御曹司が代理出産を依頼したクリニック刑事告発=無資格医療

Global News Asia / 2014年8月14日 19時20分

IT系企業創業者の御曹司は、時価総額40億円程度の株式を取得しているという。(IT系企業の本社がある、東京都豊島区・14日午前撮影、資料写真)

 2014年8月14日、タイメディアによると、警察が5日、バンコクのマンションの部屋から、身元不明の乳幼児9人を保護したことで、父親は24歳の日本人男性という不可解な事件が表面化した。

 9人の代理出産のための人工授精をしたクリニックは、無資格で医療行為を行なった為、今日、このクリニックの院長が刑事告発された。タイ警察では、代理母を引き受けた女性から、事情聴取をおこなっており出生届の母親として、代理母の女性の氏名が記入されており、卵子を提供した女性の氏名が分からない。複数の卵子提供者の女性がいるものと思われる。父親はすべて24歳の日本人男性になっている。

 タイでは、代理母が報酬を受け取る商業代理出産は表向きは禁止されているが、日本からも年間100人以上の夫婦が代理出産でタイを訪れていると言われており、また、中国からは、代理出産を目的としたツアーも主催されている。100万円前後の報酬で代理母になる20歳前後の若い女性もいて、グレーゾーンでの代理出産ビジネスが盛んだ。インドでは公に認められているが、タイの方が人気が高い。今回の一連の騒動でタイ軍政当局は、商業代理出産を制限する方向で法制化を急ぐ。

 24歳の日本人男性は、IT系企業創業者の御曹司で、IT系企業の株主。持ち株の時価総額は40億円程度だという。東京都池袋に本社があるIT系企業は、今日からお盆休みに入り、ほとんどの社員は出社していないという。

【編集 : 朝日音然】

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