【タイ】首都圏3空港を結ぶ高速鉄道が、10月着工・2026年完成予定

サラブリー近辺で建設が進められているバンコクとラオスを結ぶことになる長距離鉄道(そむちゃい吉田撮影)

　2022年7月、タイメディアによると、ドンムアン空港、スワンナプーム空港、パタヤ・ウタパオ空港を結ぶ高速鉄道の建設について、10月から着工されることが明らかになった。2026年の完成を目指す。

　現在、バンコクの2つの空港とのアクセスには、ドンムアン空港がレッドライン。スワンナプーム空港がエアポートリンクとなっている。それぞれの空港間を鉄道で移動するには、途中、地下鉄(MRT)または高架鉄道(BTS)を乗り継がなければならない。

　当初、エアポートリンクをそれぞれドンムアンとウタパオまで延伸することが計画されていたが、建設計画の実施を民間に委託するとともに、高速鉄道へと切り替えられていた。10月から着工するタイ最大の財団であるCPグループを主体とする合同事業体は、すでにタイ国鉄が確保した用地で準備を進めている。

　また、中国によるバンコクとラオスを結ぶ長距離鉄道の新設事業は、第1期であるアユタヤとナコンラチャシマーの工区で工事が進められているものの、第2期以降については具体的な進捗は見られていない。
【編集 : KK】