【コラム】とある化粧品のお話 韓国

韓国料理

　「1992年8月」よりもっと前、月間ファッション誌の美容コーナーに、有名人がおススメする化粧品というのがあった。筆者は、小学生の頃から、アイドル、歌手、ミュージカルを中心とした舞台女優になったその芸能人のファンだった。

　彼女が使っているならば、自分も使ってみたいは、ファン心理あるあるだろう。だから、テレビCM等では、今旬の女優を起用するのだ～本当にその方が使っているかは別の話。

　当時はまだネットは、各戸には普及していなかった。ネットという短略語すらなかったと思う。
彼女の使っている化粧品は、提供メーカーの欄に会社名があった。けれど、他の女優や有名人がおススメしたものには、連絡先が明記されているのに、本当に会社名だけだった。ネットのない時代に、「有名人の使っているもの」だけで探していくには限界があった。一応図書館で、東京のタウンワーク(当時は職業別電話帳だったかも)をしらみつぶしに探したが記載されていなかった。それだけではなく、田舎の小娘が購入できるかどうかの目安になるお値段もなかった。

　1992年8月25日、彼女は韓国で結婚式をした。有名人だから結婚式当日に、他の方々のようにはじめて会うというのはなかったかもしれないが、交際0日(現代の芸能人、共演があっての交際0日とは意味が全く違う)だった。

　日付というキーワードで、ネット社会だから、検索してもらえば、いろんなことがわかると思う。だから、あえて書かない。筆者もまた、命は惜しい一人だからだ。
　
　その日前後から、様々な報道がなされ、今もまだ彼女は芸能界に戻れていない。素晴らしい才能を持っているというのに。

　彼女の使っている化粧品には、教祖様の精液が入っていると、報道で知った。本当かどうかはわからない。ただ、今は、教祖様も亡くなっているので、入っていないと考えたい。

　30年の時間を経て、検索したら、漢字だけだった商品名が、アルファベット(発音的には同じ)になって、売っていた。日本製。まったく別の会社かもしれない。ただ、あるところの関連企業として、Wikipediaにあった…。買えない値段ではないが、買いたくない、もう。

　夏というと、なんとなく、毎年そんなこともあったなと思い出す。
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